column_archive_header_s
566 学習習慣と学習計画

566 学習習慣と学習計画

親御さんのお話を伺っていると皆さん往々に勉強の習慣が付かなくて・・・』と悩んでいらっしゃいます。これ、難しいことですよね!? 学習塾でもこの点は一番腐心するところです。塾で進めているなら教室で管理することも出来ますが、自宅学習は誰が管理すべきなのか・・・

 

自宅学習は本来自己管理が大前提です。『今日は○○時から2時間』とか『□□ページから10ページ』など終点目標を決めて行なうことが効率的です。学習効率を上げるためには演習時間より演習量を目標に取り組むと良いでしょう。しかし・・・

まだ学習習慣が出来ていない小中学生が学習量を目安に学習を行なうこと、実は非常に危険です。なぜなら自分が学習できる量を把握していないからです。やみくもに『今日はワークを2教科、それぞれ10ページ進めよう!』として・・・出来ますか!?

学習習慣がまだ付いていない、学習量が一定になっていない状態はあまり無理を強いることは避けたいものです。徐々に取り組んで安定した時点で、言い換えれば学習量が把握できるようになった時点で少しずつ負荷を上げる方がスムーズに学習が進められます。

 

これが出来るようになったら学習計画を立てることが出来ます。『勉強するのは嫌いだけど、計画を立てるのは好き!』という中学生も多いのですが、そのようなケースは大体計画倒れしてしまいます。一日の学習量が多すぎるのです。

一日の学習量が把握できたらあとは目標の日(定期試験の日、検定の日等々)から逆算して計画を立てられます。自分の知識や力を向上させる日、指定課題(ワークなど)をやる日等々を全て書き出して整理します。

そうすると意外にも早目に着手しなければならないことが分かります。学校の定期試験では範囲発表が2週間前、そこから着手したら・・・完全に手遅れです。そうならぬように綿密な計画を立てねばなりません。

 

当教室での『学習計画』はカリキュラムに相当します。これに沿って勉強を進めていくことは結構大変です。しかしそれをやり遂げられれば確実に目標をクリアできる、そんなカリキュラムをで学習を進めて貰っています。

また、必要に応じて自宅学習の管理も行なわねばなりません。そうすることにより定期試験で効果が出るのなら・・・やって当然、と思っています。生徒さんにとっても大変ではありますが、意味があることだと思っています。