定期試験前になると自主的に自習をするために通塾する生徒さんがいますが、昨今は新型コロナウィルス感染対策として自習でやるべき内容は自宅で学習するよう指導しています。『自宅で、自分で出来ないから塾に行くんじゃん!』という生徒さんの気持ちを思うと辛い指示なのですが・・・
とは言っても今回の試験でも日曜開放・当日の朝勉強会は実施します。対策として窓を開けっぱなしにするなどの換気頻度を上げて極力空気がこもらぬよう取り組んでいます。そうなるとエアコンはフル稼働で電気代が・・・、いや、これは必要経費です。
自習の様子を見ていると生徒さんによって差があります。やるべき事を科目ごとにキッチリと整理して効率よく進められる生徒さん、気ばかり焦ってあちこちに手を出してしまう生徒さんなど様々です。そしてやはり上級生の方が下級生より目的意識が明確な分、自習でやるべき事を理解しているように感じます。
中学に入って間もない生徒さんや入塾して間もない生徒さんに良くある『自習会あるある』と言えば『センセー、何やるの?』『えっ、自分で決めるの?』『勉強道具、持ってきてないよ!』でしょうか。自習会はあくまで自習です。やるべき事は自分で決め、それをそれぞれの目標(ページや得点率など)に向かって進めるものです。
例年で言えば春先の自習会は教室スタッフ(私、ですが・・・)も対応で大変です。しかしそれが年を越して受験間近の2月下旬に行なわれる自習開放では生徒さんの目の色も違います。それにそれぞれの目的意識も明確になっているため、本音も建て前もなく精一杯の取組みをしてくれます。楽・・・ではありませんが、充実感を感じられる自習会です。
夏前の自習会では30分の集中が厳しかった生徒さんが一年後にはどう変われるか、そう考えると教室開放も生徒さんの成長を測るバロメータの一つなのではないかと思います。