小中学生が分散登校でちらほらと学校の情報を伝えてくれるようになりました。とは言っても確固たるものはまだまだないようで『中間テストは○△みたい』『部活動は☆※みたい』『○○ちゃんは~って言ってた』のような不確定要素ばかりです。それにも増して今年は入試情報が圧倒的に少ないのです。模擬試験業者や教材業者主催の勉強会が軒並み中止となっているのです。
学校運営情報は近々に改善されるものと思います。しかし入試情報は別です。今年は大混乱が予想されます。ましてや今年は前期後期選抜から一発選抜への移行年という大変革期です。平時であっても不安に思う受験生が大多数だと思うのです。
しかし、だからと言って皆さんを動揺させることが目的ではありません。こんな状況ならやるべき事を整理して前倒しで行なうべきなのです。後になって、入試直前になって後悔するくらいなら今この瞬間からコツコツと積み上げる取組みをしましょう。
今は最悪の事態さえ想定しなくてはなりません。学校がまともに運営できずに入試そのものも実施できない状態ですら今や非現実的なことではなくなっています。公立中学校に在籍する中学生は、例え1・2年生でも今日この時から毎日、自身の進路について10分間だけ考える時間を取って欲しいのです。
また、大学進学を目指している高校生は推薦を視野に入れた志望校選択をして欲しいと思います。推薦を得るには大学側が示す評定をクリアする必要も出てきます。(必要ない場合もありますが・・・) その上で目指すべき進路上にある大学で推薦を受け付けてくれるところがあるなら十分に検討の余地があります。
大学入試は高校・私立中学入試と異なって『新型コロナウィルス流行による入試中止』の保障が少ないことが予想されます。そんな状況で『中止になるかもしれない入試』に懸命な取組みは・・・難しいのではありませんか?
まだまだ混乱が続くことが見込まれます。だからこそ現実を直視して後になって後悔しない取組みをしたいと強く思ってほしい、そんな風に考えています。