今日は2020年5月14日、多くの地域で緊急事態宣言が解除される中、千葉県は解除されませんでした。しかし、新型コロナウィルス(COVID-19 )の感染防止という観点からは正しい判断なのではないでしょうか。
その一方で文部科学省からは『高校入試において完成されない単元が出ることが予想できる中、入試出題には配慮を…』との声明が出ました。同時に中学入試・大学入試にもそれに類する配慮を求める要請が出るようです。
高校入試はほぼ100%に近い中学3年生が受験するもの、言い換えれば中学校の授業に相応の比重がかかるため、当然の措置と思われます。一方で中学入試・大学入試にも同様の…という考えには首をかしげます。小学校の授業だけで中学受験が出来ればその配慮も必要ですが…
閑話休題としましょう。千葉県ではあと2週間ちょっと、学校がありません。そんな時間にぜひやってほしいことをランダムに並べていきましょう。
まず読書。これは事あるごとに論題としているものなのでおなじみかと思います。普段読書習慣がない人は漫画だっていいと思います。本を読んだ、そんなきっかけが作れるように過ごしてほしいと思っています。
もしあなたが本を一冊読破出来たら思ったことを文章にしてみることもお勧めです。読書感想文のように堅苦しいことを書く必要はありません。『面白かった』『素敵だった』『カッコ良かった』、そしてそれを誰かに伝えられれば十分です。
これは読書感想文対策ではなく、文章を書くトレーニングです。記述問題で『分かっているけど書き方が分からない』を克服するトレーニングになるのです。
二つ目は…ちょっと時機を逸してしまいましたが…花を植えることもお勧めです。今年は緊急事態宣言が解除されてもなかなか外出できない日が続くと思われます。そんな中、家で花を育てるのも良いのではないでしょうか。中でもカスミソウは園芸初心者にも育てやすい花なのでお勧めです。
『花より団子』のあなたには野菜が良いのではないでしょうか。枝豆やミニトマトは比較的手軽に育てられます。自分で育てた野菜で食卓を彩ることができればステキですよね!? 学習塾のスタッフとして植物の生育を観察して…と言いたいところですが、楽しんで取り組めば自然に身に付くものです。
最後はちょっとだけ厳しい話です。お父さん・お母さんに対して『ハイ!』と返事ができるようにしておくこと。3月からの先が見えない休校で幼児返りしてしまう、ダラダラしてしまうと言った状態ではないでしょうか。学校は始まったら慣らし期間を置かずに授業が再開されるようです。そんな中でいつまでも休みモードで過ごさぬよう、そろそろ緊張感を持てるような準備も大切です。
出口の見えない休校期間に何をして良いのか分からなくなった、そんな声もポツポツと聞かれるようになりました。でもちょっとした目的意識でやるべきことは必ずあります。そして、振り返った時に『あの時これをして充実できたな』と思えるような時間を過ごしてほしいなと思います。