新型コロナウィルス禍によって世の中では多くの機能が喪失しました。これは一概に半年だけ・今年だけ、という限定的なものではない様相を呈してきました。日本国内でも多くの企業が会社の大小を問わずに出社を伴わないテレワークが導入され、それなりの成果も見られるようになっているようです。

教育産業においてはオンライン授業を行なっているところと行なっていないところの格差が問題になっています。今の論調ではオンライン授業を行なっていないところは悪い、そのような言われ方も散見されています。しかし…現実的な問題としてこんな疑問が生まれます。『オンライン授業は対面型の授業に比肩するのか…？』『今後はオンライン授業が従来の授業に取って代わるのか…？』

この件についての研究はまだまだ調査中でキッチリとした結論は出ていません。また、IoT技術の向上のより、問題点の是正も日々行なわれています。従って当面結論として出されるものはないと考えています。しかし…

世界的に見ても通信制学校と登校型の学校では従来より後者に高い評価が集まります。あまり適切な例えではありませんが、オンライン英会話で習得する英語と実際に留学して習得した英語では実際に留学した英語には高評価、オンラインでの習得は習い事程度の評価しか得られていないことと同様です。

学校は知識を学ぶだけの場所ではありません。知識だけならオンライン授業で十分に事足りると思いますがそれだけではないことを世間の評価が証明しているのではないでしょうか。学び方を習得する・物事に対する姿勢を学ぶなど、オンライン授業だけでは構築できないものを重視しているように思います。

しかし、通塾型の授業が選択できない場合にはオンライン授業を選択できるような準備も必要です。今後はそれらに対する準備を行なって有事に備えられるようにしたいと思っています。