よく生徒さんから言われることですが、歴史って学ぶ意味ないよねって・・・それに対して私はありきたりに『過去の出来事を学ぶことによってこれから起こることにより良い対処法を見つけるんだよ。』と答えていました。しかし、世の中はなかなか上手くは行かないようです。
今回の新型コロナウィルス蔓延についても同じ見方が出来るのではないでしょうか。政府の施策やデマ、消費行動など、どれを見ても『過去に学んでいる』とは言いがたいものです。
公立小中学校・高校の一斉休校など最たるものではないでしょうか。確かに休校とすれば学校内で蔓延することは防げます。しかしその一方で学童保育には過大な人員を押し込むような政策提言では・・・これは愚の骨頂と言われても致し方ない愚策ではないでしょうか。
また、消費行動やデマにしても同様です。私たちの国はかつてデマで大きな過ちを犯していることを忘れてはいませんか? 関東大震災(1923年)のデマによる朝鮮人虐殺、第一次オイルショック(1973年)のトイレットペーパー騒動など、枚挙にいとまがありません。そして現在、デマと分かっていつつもトイレットペーパーに群がる人々を見ていると・・・
難しいですね。『皆が勉強すれば世の中が良くなる』というのは理想論かもしれません。しかし、その理想を語る人がいなくなるのは人間が文明や豊かさを放棄することに等しいことです。LS WILLは未来を生きるキミたちのためにも理想を語る場所でありたいと思っています。