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493 こんな時だからこそ! ~2020年3月編~

493 こんな時だからこそ! ~2020年3月編~

新型コロナウィルス、大変なことになっていますね。一部報道などには『2011年3月の東日本大震災以上の社会的ダメージが・・・』という見方も出ています。その判断が正しいかどうかは別にしても非常に大きなものとなっています。ご存じの通り、千葉市の公立小中学校・高等学校も臨時休校となっています。特に卒業年度の皆さんは残念に思っているだろうな・・・ちょっと心が痛みます。

学校が休みになるとご両親で働いていらっしゃるご家庭にも大きな影響が出ますよね!? しかし事態はそれらを鑑みることがないほど喫緊だった(?)のでしょう。そういった事情は全て切り捨てて休校を要請となってしまっては・・・ 

でも、小中学生、そして高校生の皆さん、こんな時だからこそ出来ることに目を向けませんか!? 外出もままならぬ様子ですが、それを逆手に取りましょう。ちょうど学年の終わりが近付いています。それなら今年度学習した内容を総復習して解らないところを抜き出しておくだけでも休校期間の意味があります。

さらにもう一歩進めたい意欲的な小中学生・高校生には次学年の予習をするのも良いのではありませんか!? もっともまだ新学年の教材がない方も多いでしょうが・・・

『やることがな~い』と嘆いているなら、是非やって欲しいこと、それが読書です。普段は『今時の小中学生は忙しいから!』と敬遠しがちな読書、こんな時には是非取り組んで欲しいと思います。どんな題材の図書でも良いと思います。興味を持って読破できそうなものを選びましょう。期せずして時間を取れる訳ですから潤沢に使ってみてはいかがですか!?

 

東日本大震災で数ヶ月学校が休校になった当時の中学生(現在は社会人になりました)に聞いた話ですが、彼は数ヶ月間ずっと掃除をしていたそうです。自室の掃除からやがて家中の掃除、それも済むと近所のお年寄り宅に行って掃除を手伝ったそうです。それらを通じて働くことの意義を知り、将来の仕事に活かそうと思ったそうです。

彼は現在ホテルマンとして人に求められるサービスの提供をしています。ご家族やご近所のお年寄りから『ありがとう』と言われることへの喜びがサービス業に就かせたそうです。こうしてみると彼にとっての震災後は充実した時間だったことが分かります。

 

コロナウィルスで停滞した時間ですが、充実した時間に変えてくれる生徒さんが一人でも多くいてくれることを願っています。