毎年新学期が近付くと『○○ちゃんの妹は中学校入学だね』『春には弟がついに受験生だよ』『そろそろ下の子もお世話になりますね』、こんな話が聞かれます。ありがたいですね、当教室を信じて弟さん妹さんもお預け頂けるなんて。
そんな中で弟さん妹さんからよく聞かれるのは『お兄ちゃん・お姉ちゃんと較べないで!』という言葉。実は私もイヤと言うほど較べられたのでその気持ちはよ~く分かります。私には姉も弟もいたので『上と較べられる』『下と較べられる』ことの心地悪さは身に沁みて解っているつもりです。
ご両親からも『くれぐれも兄弟・姉妹を較べないで』と釘を刺されることもあるのですが、よくよく話を聞いていくと・・・
保護者様からこれまでの経緯や学校での様子を伺うと『お兄ちゃんと・お姉ちゃんと較べて・・・』『お姉ちゃんの時は・・・』『お兄ちゃんの時は・・・』という言葉の何と多いことか。説明する過程で何かの基準を設けたいお気持ちは理解しますが、その話を隣で聞いているお子さんの気持ちになると・・・
LS WILLの基本的なスタンスとして『○○くんの弟』『○○さんの妹』という色メガネで生徒さんを見ることはしないように心掛けています。それをすることによってその生徒さんの本質が見えなくなってしまうからです。その上でそれが不自然にならぬよう配慮したいと思っています。
個別指導では生徒さんそれぞれで進度も理解力も違うことが大前提です。それを安易に『兄弟姉妹だから・・・』と括る気持ちはありません。それぞれの個性に合わせた最適な学習・居心地の良い学習環境を提供していきたいと思っています。