春が近付くと・・・などと暢気なことを言っている余裕のない日々です。受験生にとって大切な時期であると共に、非受験生にとっても学年のまとめや新学年のスタートダッシュ準備に余念のない時期です。中学1・2年生にとってはその前の学年末テストにも万全の準備をしなければならず、結構忙しい時期となります。
中には『1月になると学校が慌ただしくなるからその前にきちんと準備を!』と呼びかけていたにもかかわらず、『学校がこんなに忙しくなるなんて・・・』と嘆いている小学生もいます。やるべき事をその時期までに仕上げることは勉強でも運動でも大切なことだと思います。今回の反省は次回に活かせるようにして欲しいと思っています。
こんなことを踏まえて生徒さんは『勉強の計画』を意識するようになります。今までは何となく学校の進み具合に併せて勉強して解っていれば問題ないと思っていたものが、『この時期までにここまで完成させる。そのためには今月はここまで・今週はここまで・今日はここまで理解する』という進捗管理の意味を理解します。
これが理解できている生徒さんは他の生徒さんとは勉強の意識が著しく違ってきます。何しろ『今日はここまで!』が明確な分、ゴール目指して突進できます。従って集中力も違ってきます。そうなればしめたものです。
教室では授業開始時に本日の勉強の進め方について指示します。進める範囲だけではなく、この単元の注意すべき箇所、取組み方法や工夫、既習範囲で活かせる箇所など指示します。その上で今日やるべき事が明確な生徒さんにはなるべく手短に、まだ把握できていない生徒さんには少ししつこく(!)指示します。
理想論から言えば毎日の家庭学習でもこれをきちんと出来れば良いなと思っています。これが出来れば『勉強は量ではなく質が大切』が体現できることになります。ダラダラと机に向かって効率が上がらない、そんな無駄はそろそろ止めましょう。
小学生中学生はそれほどヒマではないと思います。それなら限られた時間はもっと有効に使えるようにしていきましょう。