塾のコラムでセンターと言えばセンター試験だろうと思われがちですが・・・今回はアイドルの話です。『えっ・・・!?』と思われるかもしれませんが学習塾の教室運営にも通じる話だと思います。
アイドルグループの中心メンバーが突如脱退を表明しました。そのグループを応援している生徒さんはちょっと落ち着かない様子。まぁ、それが『好き!』と言うことだと思います。自然な反応にその生徒さんの素直さがにじみ出ているように感じました。
最近のアイドルグループは『センター』『選抜』『人気投票』といった必要以上の競争を強いているように見られます。『誰もが主役』ではいけないようです。しかし、だからこそ主力が抜けてしまうとグループそのものが瓦解してしまうのではないでしょうか。
それでは学習塾の教室運営に話を移しましょう。一部の学習塾や予備校でも特待生などの『選抜制度』があるところがあります。その選抜生、つまりセンターポジションにいる生徒さんが合格実績を作り、塾や予備校の宣伝看板・広告塔となるのです。
『それってWin-Winの関係じゃないの?』と思われがちですが、これに漏れている一般生にまで視界を広げるとどうでしょうか。必要以上に手厚く受講料の安い選抜生、当たり前の対応で当たり前の受講料(これには選抜生の受講料も入っているはず・・・)を払う一般生。これで良いのかと思いませんか!?
LS WILLでは『誰と競う』のではなく『自分の限界と競う』ことを意識して貰えるような環境作りを心掛けています。つまり『成績の良い生徒さんがセンター』ではなく、『誰もが主役』であることを意識して欲しいと思っています。だからこそ特待制度などは設定する予定がありません。ご理解頂ければと思っています。
またいつもの蛇足ですがお付き合いを・・・ The Beatlesはジョンレノンとポールマッカートニーが主役と思われがちですが、ジョージハリスン、リンゴスターも同等に扱われています。まさに『誰もが主役』です。曲作りを見ると差がありますが、ジャケットの写真を見れば4人が同等に映っていることが分かります。だからこそ普遍性があるのだと主張する評論家もいます。