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467 直前にやること

467 直前にやること

一年で一番寒いと言われる大寒が過ぎるともう公立高校入試は目の前、気ばかり急くのは受験生ばかりではないと思います。見守るご家族や学校の先生方も大変です。でも、もう少しです。焦らずに今までやって来たことを信じて進んで欲しいと願っています。

試験を目の前に控えてやらなければならない事は基本の再確認です。ここで見直して欲しいことは基本事項とは公式や定理を覚えることだけではないと言うことです。見落としがちなことは試験を受けるための基本です。『試験が始まったらいきなり解き出さず、出題全体を確認して解ける問題から解く』などは代表例です。

試験本番ではどうしても緊張してしまいます。これは仕方のないことです。だからこそ緊張による失点(ケアレスミス)を最大限少なくする努力が必要です。それが『試験を受けるための基本』だと思うのです。しかし、『緊張している中でその手順を覚えるのは大変!』という声も聞こえてきます。これは大切なことなので書き出しておくなどの準備をしましょう。

試験テクニックの最たるものとして見直しがあります。見直し方法の確認そもそも見直しを確実にしているかは試験直前にきちんと整理しておく必要があります。これこそが『あっ・・・!』というつまらないミスを防止する大切な要素になるのです。

また、休みの日などは試験当日を意識して当日と同じようなタイムスケジュールで過ごすことも良いことです。朝起きて身支度を調え、試験会場まで移動することをシミュレーションして軽い運動をした後に勉強をスタートさせましょう。その中で違和感(少し眠い・朝が慌ただしかった、等)があれば改善(早目に寝る・朝は少しだけ早起きする、等)できます。

試験直前に試みて欲しいことをいくつか列記しました。それでは『試験前にやってはいけないもの』についてもちょっとだけ触れておきましょう。よく言われることは『新しい参考書や問題集を買ってはいけない』、これはそんなに短い間で身に付くはずもなく、却って混乱してしまうからです。

また、『難しい問題ばかりを解いてはいけない』ことも挙げておきます。これは問題を解くことばかりに意識が行ってしまい、問題を解くためのルーティンが崩れてしまうからです。また、難しい問題ばかりで解けないものが続くと自信も喪失してしまいます。健全な気持ちで試験に臨むことも大切なことです。

 

もう少しだ! 頑張れ! 受験生!