冬休み明け、受験生は学校やクラスの雰囲気が一変していることに驚く生徒さんが多く見られます。でも、そんなキミだって大きく変わっています。立派に『受験生』をしている姿は周りからも頼もしく映っているはずです。
毎年1月下旬に中学校の校長会調査による公立高校入試の仮倍率が発表され、それをもとに最終的な出願校を決定する段階となります。よく、『中学校の担任から12月中には公立の出願校を決定させておくように言われた』との声がありますが、それは学校側の事務処理が余裕を持って進められるようにとの備えで公立の出願は『ギリギリまで迷って』大丈夫です。もちろん、ギリギリまで迷うことによってキミへの負担は増えますが、納得の出来る出願をすることは大切なことではありませんか?
さて、LS WILLでは確定した出願を確認する作業を2月初旬の出願日前後に行ないます。その時、上位校を目指す生徒さん、中堅校や下位校を目指す生徒さんそれぞれです。そんな時、上位校を目指す生徒さんは胸を張ってはっきりと『○○高校です!』と告げてくれるのに対して・・・下位校を目指す生徒さんはどうしても口ごもって『○○高校…』と消えそうな声で報告してきます。
そんな時私は自分の学生時代に言われた言葉をそのまま生徒さんに伝えます。『自分の進もうとしている進路は胸を張りなさい。キミが今最善を尽くしてその学校に行きたいと努力しているならそれに対して何ら恥じることはない!』
学力別に分ける集団指導の塾や予備校と違って個別指導では偏差値70を超える学校を志望校にしている生徒さんの隣で偏差値40に満たない学校を志望する生徒さんが勉強することも稀ではありません。まさに社会の縮図のような席割りになることもあるのです。そんな中で『こんな志望校だから…』と卑屈になって欲しくない、それは偽らざる本音です。
『この程度の志望校を目指す私はボクは…』ではモチベーションも上げられません。『私はボクは、こんなに素晴らしい志望校に向かって必死で頑張っているんだ!』こんな姿勢が見えてくれば合格の二文字はより現実的です。どうか胸を張って自分の目指す志望校を言えるようになって欲しい、そう思っています。