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445 高校入試が変わる!

445 高校入試が変わる!

令和3年度千葉県公立高校入試が大きく変わるのは皆さんご存じの通りです。最大の変更点は『前期後期の2期選抜を廃し、選抜試験を一本化』にあります。これは受験生にとってまさに激変です。しかし、この点だけに目が行って他の変更点に目が行かないのもいけません。本章では大小の変更点を挙げていきます。どうか注意深く確認して下さい。

① 前期選抜と後期選抜を廃し、1回にまとめて選抜
従来のシステムでは2月中旬と下旬の2回に分けて実施していた入試を2月下旬(予定)にまとめて実施します。これにより『前期は挑戦、後期は堅実』などの戦略的受験が減りより適正な学力群の選抜となります。また、高校の授業運営も学力が拮抗するため円滑なものになることが予想されます。これは注意! 後述します。

② 前期選抜では1日で行なわれていた学力検査(1日目:学力検査、2日目:各校の定める検査)を2日間(1日目:国語・数学・英語、2日目:理科・社会・各校の定める検査)に変更
令和2年度までの試験方法では、前期試験は1日目に5教科・2日目に学校の定める検査としていました。試験日程にゆとりを持たせるためと考えるのが一般的ですが、現実的には『理科・社会をより重視し、学校独自検査の得点比率を下げる』となる可能性が大きいように感じます。

③ 追試験の実施
インフルエンザ罹患などで別室受験(保健室などで試験を受けること)も困難な場合は所定の手続きを経て別日程で試験を受けることが出来るようになりました。但し、その期間は『本試験から合格発表の間』という短い期間です。その短い期間に体調が完全に回復するとは限りません。やはり万全の体調で本試験に臨むことを最優先に考えるべきなのではないでしょうか。

④ 英語(リスニングテスト含む)の学力検査は60分で実施
他の科目は50分(従来のまま)で実施となります。従って今後は英語の試験比重が高くなる可能性も高くなりますが… これは『大学入試改革』の影響を強く受けているものの一つです。従って今後の動向を見守る必要があります。

⑤ 定時制の学力検査について
⑥ 帰国子女の学力検査について
上記2点は割愛します。詳細は教室までお問合せ下さい。

さて、最初に挙げた『1回選抜の結果、より適正な学力群の選抜と高校の学内学力拮抗』について。これは現時点で予想に過ぎませんが、知っておくべきことだと思いますので…

『より適正な学力群の選抜』で予想されることは『異常な倍率の減少化』『都市部とそれ以外の地域による倍率の格差拡大』が挙げられます。千葉市内の公立高校(21校33学科)で見れば『前期2倍以上の学科』は9校11学科あるのに対し、『前期後期共に2倍以上』は千葉高校(普通科)、市立千葉高校(普通科・理数科)、市立稲毛高校(国際教養科)の3校4学科だけになります。『都市部の公立高校には無駄なチャレンジ受験がいかに多いか』が分かる数字になります。『それ以外の地域との倍率格差』については割愛します。

『高校の学内学力拮抗』については『高校入学後に頑張れば一発逆転があり得る』ことを示しています。入学時に同程度の学力であればその後コツコツと頑張れば学内で上位に行くことも容易になります。その結果として『大学に推薦で進むことが出来る』選択肢も手に入れることが出来ます。あくまで選択肢の一つなのでそれを行使するかどうかはキミ次第、となるのです。

本章は知っておいて欲しいことが山盛りのため、必要以上に長くなってしまいました。最後までお読み頂き御礼申し上げます。また折に付けこの話題を展開していきます。また新規情報が出されましたら小欄でもご紹介致します。