column_archive_header_s
441 ONE TEAM

441 ONE TEAM

2019年の流行語大賞が選出されました。大賞は日本中を熱狂の渦に巻き込んだ『Brave Blossom(ラグビー日本代表の愛称)』がワールドカップ日本大会で掲げたチーム標語である『ONE TEAM』でした。

考えてみれば受験も皆さんそれぞれが『ONE TEAM』で戦っているのですね。何も受験生本人だけが頑張る必要はないと思います。ご家族で一丸となって目標に向かっている姿はステキだと思います。私がこの仕事を続ける原動力の一つになっているのではないかとさえ思えるのです。

このご家族というチーム、皆さん決して平坦な道を進んでいるわけではありません。時に方向性を見失い、また進むべき手段で意見の相違が出る、そんなことも特別なことではありません。その中でお互いを思いやってより良い進路を見つけ出していくことこそが大切なのだと思います。

受験生である生徒さん自身も右顧左眄(うこさべん;周りの様子や周囲の思惑などを気にして決心しかねること)するのは当たり前です。大いに迷って良いのではないですか? なぜなら、今から決めようとしていることはキミのこれからを大きく左右するほどのこと、だからです。

ご家庭のお父様お母様、そして学校の先生など周囲の大人はその迷いを受け止めてあげるべき存在です。『塾のセンセーは?』という声も聞こえてきますが、私のポジションはその外側だと思っています。求められた時・困っている時には先頭に立って支えますが、そんな場面は訪れない方が良いのではないかと思います。

受験生一人にご家族でONE TEAM、クラスメイトでONE TEAM、塾の同級生でONE TEAM、キミには様々な支えがあります。決して孤独ではないのです。不安に思ったら周りを見回して下さい。誰かの手がキミの背中を支えています。キミの背中を押しています。ガンバレ、受験生!