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415 大学入試英語民間試験利用の延期

415 大学入試英語民間試験利用の延期

2019年11月1日にこのニュースを聞いて愕然としました。今後受験生はどの方向に向けて取り組めば良いのか途方に暮れています。教室にも卒業生から相談の電話が立て続けに鳴っています。しかし・・・今のところ、正しい方向を示す術はありません。

小欄で何度か述べていることですが、これらは明らかに『教育の政治的利用』です。システムの議論が済まないうちに見切り発車でセンター試験改革を行ってしまったことは受験世代に対する裏切りと言っても良いのではないでしょうか。受験生はこの試験のために努力してきた、しかしそれは白紙になった、一般企業であれば関係者の責任という言葉だけでは済まされない重罪です。

大学入試改革はまだまだ迷走が続きそうです。受験生・高校生にできるアドバイスは・・・英語に関しては王道の対策として『文法』と『文章読解』を、そして英語を『聞く機会』『話す機会』を定期的(できれば毎日)に設けていくこと。そして他の科目は英語の動揺を持ち込まずに取組みを積み重ねることなのではないでしょうか。

そして何より『全ての受験生に平等なシステム作り』『一刻も早いシステムの完成』を願っています。