column_archive_header_s
377 検定を受けよう

377 検定を受けよう

自分の実力を具体的に示すものの一つに検定があります。これは学年に関係なく興味を持てればいくらでも先に学習を進めることができる点で学習意欲をかき立てる良い目安だと思います。受験業界では英検・漢字検定・数学検定を総称して『3検定』と呼ぶこともあります。

特に英語検定は昨今の大学入試改革の影響で受験者数が増加傾向にあります。中には小学生で3級(中学卒業程度)まで進む猛者も少なくありません。英語学習は大学生まで続きます。いや、社会人になっても求められるスキルです。その分野で早いうちからアドバンテージを得られる・得意分野に入れられるのは後々有利に取り組める大きな一歩だと思います。

英検は2016年度より若干の変更が行われています。あまり古いテキストを使うのは避けた方が良いでしょう。1~3級の一次試験合格者二次試験として面接委員との英語面接が行われます。ほかに4級・5級受験者は希望すれば『録音型スピーキングテスト』を受けることができるようになりました。

また、一次試験は本会場の場合、6月・10月・1月の年3回実施されます。従って受験生は春の受験(6月)で取りたい級を取っておくことが理想なのですが… 中には秋頃になって『私のボクの受験する学校、英検持っていれば入試優遇されたのに…』というケースも過去にありました。タイミングが合えば受けて…と言うより受験の一年前には計画的に行動することも大切です。

『入試優遇』について少し述べましたが、英検ホームページには千葉県の私立高校で21校、私立中学で2校が優遇と標記されていますが、実際にはもっと多くの学校が入試の材料としても使っています。因みに公立高校でも加点要素として明確に挙げている学校があります。それらは見落とさずにいて欲しいと思います。大切なことですから。

また、私立中学入試を目指す小学生は是非とも5年生までにチャレンジできるように準備すると良いのではないでしょうか。中学校によって加点目安とする級は異なりますのでしっかりと確認しましょう。入試の前に加点分(5~10点程度です)の差が付いているのは大きな違いだと思います。中学入試については『英検取得者の優遇措置』は今後一層拡大することがほぼ既定事実です。乗り遅れずに準備しましょう。

学習方法については皆さん一人一人の事情が異なります。自分に合った計画を立てることが合格の近道です。必要であれば教室までお越し下さい。ぴったりの学習計画を一緒に作りましょう。