平成31年度千葉県公立高校入試学力検査の速報結果が出ましたのでお知らせします。
平均点 (前期 / 後期)
国語 54.2 / 59.2
数学 54.5 / 61.0
英語 53.6 / 61.9
理科 60.6 / 61.6
社会 56.6 / 65.8
合計 279.6 / 309.5
上記の推移は一昨年(平成29年度)の数値に酷似しています。科目ごとの差異はありますが、合計点や前期と後期の関係性などは注視しておくところではないでしょうか。
前期と後期の関係性については、例年『前期に+30点が後期の目安』となっています。例外の年(平成30年度)はあるものの、概ね同程度の推移を見ています。
5科目合計で30点が目安なら1科目換算で6点前後です。しかしきれいに分布しているわけではありません。この『6点前後』から乖離(かいり;大きくかけ離れていること)している科目が2つあります。それは理科と社会です。理科は1.0点差、社会は9.2点差でした。この点についての考察は多面的な問題もあり、単純ではありません。しかし年度ごとの方向性では一定の法則を見ることが出来ます。この法則が読み切れるかどうかは入試対策において大きな岐路となることに違いありません。平たく言えば『合否のカギ』にもなり得るのです。
学習塾は入試問題を『予想』するところではありません。本質としては『学力増強』があって然るべきです。しかし本音の部分で言えば『入試』という大きな壁を無視するわけにはいきません。従って出題傾向を把握し、それを意識した(させた)指導を行う必要性は日々感じています。
2020年度入試に向けた勉強会が徐々に佳境を迎えますが、それらには積極的に参加し、教室により良いフィードバックが出来ればと思っています。