生徒さんが塾以外の場所で頑張っていることをSNSを介して知ることがあります。中には『私の・ボクのSNS、見てよ。』と言ってくる生徒さんもいます。便利で手軽なコミュニケーションツールとして社会的な認知も広がっています。それどころかやっていない生徒さんの方が少数派かもしれません。特に卒業生の先輩方が溌剌と生活しているのを目にする機会があると嬉しく思います。
ただ、生徒さん・卒業生の先輩方のSNSを見ているとちょっと危なっかしいものも散見されます。いくつか事例を挙げてみましょう。
一つは顔写真や個人データが判別できるものの掲載。これは言うまでもないことですね。自分だけでなく、友達や家族も同様です。学校名や入学年度、クラスなどもそれに含まれます。言うなれば『個人が特定できるもの』は記載しないに越したことはありません。
もう一つ、これは意外に思われるかもしれないことです。SNSには『予定を記載しない』ことも注意しなくてはいけないと思うのです。『明日、(誰々)ちゃんと(どこどこ)に行くよ!』、友達と遊びに行くことは楽しみですが、悪意のある人が見て『ここに行けば・・・』と待ち伏せされないとも限りません。それでもそのことをSNSに上げたいなら楽しかった様子を事後に上げれば良いのではないでしょうか。
最後に動画・画像の掲載について。『カギアカだから大丈夫』という意見を聞くこともありますが、それがコピーされて拡散されてしまえば収拾する手段がありません。昨今の『バイトテロ』でも同様の経緯で拡散されています。『この動画・画像は万が一ネット上で拡散しても問題はないか』を確認する慎重さが大切なのではないでしょうか。
今回は三つを例に挙げましたが、他にも気をつけなくてはならないものがたくさんあります。確かに面白おかしい内容にして衆目を集めたい気持ちも理解します。たくさんの『👍』があると盛り上がります。でもそれ以上に大切なこともあることを頭の片隅に置いてほしいなと思います。