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339 家庭教師

339 家庭教師

今までこの話題に触れていなかったのは不思議なことです。決して軽視していたわけではありませんが私の念頭にはあまりなかったのでしょうか!?

しかし、部活動や課外活動に勤しんでいる中学生の間ではかなり大きな占有率を持っています。当教室に入会される生徒さんの中でも転塾組(他の学習塾を辞めてLS WILLに入会される生徒さん)の半数に匹敵するくらいの割合で「以前は家庭教師の先生に教わっていた」という生徒さんがこれまで在籍していました。

家庭教師は大きく二つに分類できます。一つは『知り合いの勉強が得意なお兄さん・お姉さんに教えて貰う』方法、もう一方は『会社組織から派遣される先生に教えて貰う』方法です。いずれも学生がアルバイトで行っているケースが殆どですが、中には『有名進学校入試対策専門のプロ講師』『1コマ60分で1万円以上の有名講師』などもあり、千差万別です。

家庭教師からLS WILLに転塾(この場合は『塾』ではありませんが・・・)された生徒さん、大きく分けて2つの理由で方針転換をしたことが統計上表われています。

一つは『思った通りに成績が伸びない』点です。これは致し方ないのかもしれません。特に勉強が大嫌いな小中学生勉強が得意だった学生が指導している場合は顕著に表われます。お互いに『どこが解らないかが把握できていない』状況なのです。よく生徒さんから聞く言葉で『学校の授業(つまり集団授業と同義です)と同じで解らない話がずっと続くんだよ・・・』というものが顕著に表しています。

これは当教室で学生講師が慣れないうちにやりがちな指導によく似ています。学生講師は『こんなところは解っているだろう・・・』という思い込みで解説を始めてしまうことにより生徒さんの頭の中は『???』となってしまうのです。そんな時は私が割って入り『生徒さん1名:講師2名(何と贅沢な・・・!)』の指導で改善していました。生徒さんは解らなかった問題が解るようになり、学生講師は指導法を習得していきます。

二点目は情報です。入試情報学校の定期テスト情報(『去年はこんな問題が出た』『この先生はこんな傾向がある』など)は専任としてその地域で継続した指導を行わなければなかなか把握しきれないものです。その情報がなければ『全方位型の指導』を行わなければならず、それは結果の出しにくいものとなってしまいます。

定期テストで一定の成果が出ればそれが学習意欲に繋がります。反対にいくらやっても変わらなければ・・・気持ちは離れてしまいますよね!? やっても結果が出ない、これは第一の理由にも直接繋がりますが、絶対にあってはならないことです。

また、情報の使い方の一例として『志望校に行くためには内申が○○点必要、だから現段階から○点アップさせるためにはこの科目とこの科目で○点アップさせなくてはならない』が明確に言い切れなくてはいけない点も見逃してはなりません。それに対して『え~っと・・・』はあってはならないことなのです。

これを明確化しておくことは勉強の目標を分かりやすくしている点で必要なことです。達成感を得る、成功体験を得ることにおいても必要なことです。明確な目標を設定するには情報が何としても必要なのです。そして小さな目標達成を積み上げていくことが志望進路をつかみ取るという大きな目標を勝ち取ることに直結するのです。

でも…家庭教師の先生や他塾から方針転換してLS WILLに通ってくれる生徒さんが成果を出してくれることは嬉しいな、そんな風に思います。少なくとも家庭教師の先生や他塾で結果が出せずに一度挫折(大袈裟かもしれませんが…)してから当教室に転塾し、成果を出してくれるのですから。成功体験も大切ですが、挫折から立ち上がる経験もそれに劣らず大切なことだと思います。LS WILLはそんなキミを全力でバックアップします!