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327 少し見ぬ間に…

327 少し見ぬ間に…

『世の中は三日見ぬ間の桜かな』という句があります。ほんのちょっと目を離していたら著しく様子が変わっていた、こんなことは生徒さんを相手にしているとしょっちゅう起こります。その成長にたくましさを感じ、また、取り残される淋しさを感じます。

先日、今年の2月末に卒業した中学3年生、新高校1年生がひょっこりと教室に顔を出してくれました。ほんの2週間ほど会わなかっただけなのですが、ずいぶんと雰囲気が変わっていたのに驚きました。まぁ、受験という重い足枷が外れたこともあると思いますが…

また、教室並びのコンビニやみ春野の街角で半年前、1年前に塾を卒業した先輩方に会うこともあります。中には全く分からないときもあります。それほど逞しく、しなやかに成長した姿を見ると自分の変わらなさに呆然とすることさえあります。

それでも一言二言交わすうちに昔と変わらない面を見ることやちょっとした相談を投げかけてくれることもあります。そんな姿を見ていると『これからも今まで以上に変わっていくのだろうな…』と感じるこの頃です。

自分自身ではなかなか自分の変化に気付けないものですが、『きっちりと成長しているよ』と心の中で呟くような日々です。