こてはし台中学校では後期になると1・2年生と3年生の定期試験日程が別組みになって中3生はより受験にシフトしていくようになります。後期中間試験は中3生が11月上旬、中1・2生が11月下旬になります。学校としては『この試験までにここまでは学習を終わらせたい』という思いがあれば日程はあとの方が好都合です。しかし中学3年生に限っては11月の三者面談、12月の私立高校折衝など考えればこの日程より遅くすることは難しくなります。
さて、そんな建前はともかく、中3生の後期中間試験が終わりました。試験難易度については概ね例年通り、出題傾向もさほど特異なものはありませんでした。裏を返せば『きちんと取り組めばきちんと結果が出るよう考えられた中学校の先生方による愛情溢れた問題』と解釈できるものでした。
今回の試験、教室では2/3の生徒さんが自己最高点を更新することができました。中には中1に記録した自己最高点が更新できずに一年半以上苦しみ続けた生徒さんが旧来の110%の得点を記録したケースもありました。得点に満足はこの時期禁物ですが、これを自信に繋げてここからラストスパートに臨んで欲しいと思います。
また、自己最高を更新できなかった生徒さんも3年の定期テストの中で最高点を記録したり、苦手で仕方なかった科目を克服することができたりと何らかの収穫がある試験とすることができました。
それより何より私が心強く思うことは、『今回はできた、だからもっと頑張ろう!』という反省が圧倒的に多く、現状に満足せずに取り組んでいる様子が分かる点です。試験後のアンケートにも細部を穿つような反省が多く、そのまま日々の取り組みに活かせることが多く上がっていました。これを活かして残り少ない中学校生活、そして高校受験生活を十分に味わえるように、強い意識で臨んで欲しいと思っています。