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295 ノンビリしていると・・・

295 ノンビリしていると・・・

毎年10月になると個人的にインフルエンザ予防接種の予約をして、秋休み前後に接種・・・というのが学習塾業界に入ってからのルーティーンとなりました。千葉県の教室を見るようになってからはずっと自宅近所のお医者さんに接種して貰っています。

そのお医者さん、予防接種以外にも色々とお世話になっているので雑談も長くなるのは致し方ないところですが、興味深い話も伺うことができ、大変タメになっています。今回はそんな話です。

現在はインフルエンザ予防接種も集団ではなく、個人で任意に接種して貰います。私が小中学生の頃は・・・学校でやっていた記憶もあるのですが・・・定かな記憶ではありません。しかし、今のシステムになってから、予防接種を受けるタイミング遅い人が圧倒的に多いと伺ったのは少なからず驚きでした。中には年明けに『まだ予防接種できますか?』と駆け込んでくる受験生もいるそうです。

その年その年によってインフルエンザは流行の傾向が異なります。秋口からじわじわと蔓延する年、年末年始に爆発的な流行を見せる年、平穏無事に過ごせるかなと思っていたら年明けや2月頃に大流行する年などさまざまです。

そして、インフルエンザワクチンの特性として接種してすぐに効力を発揮できるかと問われればそれはノーとなってしまいます。接種後しばらくの時間をおいてからの効力、と考えた方が確実です。従って『インフルエンザが流行りだした。予防接種をしよう。』では手遅れなのです。

インフルエンザワクチンは接種後約2週間後に効力を発揮するそうです。つまり本格的なシーズン(11月頃)に向け、10月はもう接種しなければならない時期となっています。この時期にしないと手遅れです。

また、『予防接種してもインフルエンザになってしまう』こともありえるそうです。しかし、同じように罹患しても症状は軽く済むことが多いそうです。もし万が一かかってしまっても、早く治った方が良いですよね!? そのために接種するという考え方もあるそうです。

ただ、最近はインフルエンザワクチンの副作用についても大きな問題となっています。それらについては医療機関ときちんと相談すべきなのではないか、そのためにも早めに手を打つことが大切なのでは・・・というご助言も頂きましたので皆さんにお伝えします。

年度によってはワクチンが品切れになることもあります。早めに準備することが何より必要なのではないかと思います。体調が整わなければ勉強・受験どころではありません。