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292 入試まであと5ヶ月! ~英語編~

292 入試まであと5ヶ月! ~英語編~

受験生にとって『時間が無い』ことは焦りに繋がる一番の悩みです。毎年秋口になると『ヤバい…!』と相談してくる生徒さんがちらほら目立つようになります。しかし、そのように真剣に悩むことこそこれから先の爆発的な伸びへの原動力となるのでは…と思わせてくれる生徒さんがかなりの数に上ります。

秋口に『ヤバい…』と思っている受験生の皆さんに朗報です。実はキミ、誤解をしていますよ。時間はあるのです。毎年9月中旬に公立前期入試の5ヶ月前となりますが、5ヶ月前、つまりまだ150日も残されているのです。150日で出来ること、たくさんあると思いませんか?

英語であれば1日10個覚えたとして1,500個、忘れてしまう分もあるので20個覚えたとしたら3,000個も学習できるのです。漢字だって同じです。単語・漢字を3,000個覚えている受験生はなかなかいないのではないでしょうか。半分忘れたとしても1,500個、高校受験において十分な数と言えますね。

ここでは英語について話を進めていきましょう。ここからの英語は構文がどうこう、文法がこうなって…とやって覚えていくと時間切れとなってしまう時期です。つまりここからは効率的に進めるために重要構文を丸暗記していく方法が手段として有効です。文章の形単語相互の関係性だけを理解、いや暗記していくのです。構文の数は数え方にもよりますが200個前後、これならあと150日でも覚えきれるのでは無いでしょうか。

勿論、語学学習としてはほとんど効果が見込めないと思います。しかし、ペーパーテストにおいてはかなり有効な手段では無いでしょうか。受験勉強は真実を知る勉強ではありません。そうなれば『試験テクニック』というものから目を背けるわけにはいきません。

正直なところ、私個人から見るとすごく不本意な指導となってしまいます。しかし『学習塾が求められるのは結果という観点から考えれば私のつまらないプライドは判断基準に不要なものと思います。生徒さんが結果を得ることが出来るならそれが一番だと思います。