評価の多角化が叫ばれて久しい高校入試、そして同じ公立高校でも評価体系が全く違うことも常態化してきました。そうなると思い込みや勘違いも生まれ、中には都市伝説化しているようなものまで出てきたようです。
良く聞く話は部活動。部活動をやっていれば有利という話。これは事実ですが、あくまでも合否判定の俎上に上がったらの話です。点数が全く足りていないのに部活動で合格、という話はあまり聞きません。学校で特別に力を入れている部活動でない限りは中堅校以上になると皆無と言って良いのではないでしょうか。
また、検定ものについても様々な噂を聞くことがあります。三検定(英検・漢検・数検)を一定レベル以上取れば内申点を加点する学校が多い(全てではありません。全く加点しない学校もあります)中、他の検定でも持っていれば加点される、と信じていた生徒さんも旧来散見されました。
これは受験する学校の選抜方法を良く確認しなければなりません。明確に数値化して加点する学校、『総合的に評価する』などの曖昧な表現をする学校など様々だからです。また、評価の幅もまちまちです。内申点に1点加点する、3点加点を上限とする(三検定それぞれで1点ずつ、等)とこれも様々なパターンがあります。
受験生の生徒さんとこれらの話をしていると『はぁ・・・ 結局勉強しなきゃいけないのか・・・』とがっかりされることも良くあります。それでも先輩達はそれを乗り越えて取り組んでいるのです。自分の目標から逃げずに頑張ってほしいと思います。
また、選抜方法などの受験情報は毎年更新されます。最新の情報を自身の内申点や得意分野に照らし合わせてみることが大切だと思います。