前章が『春の数学』だったので本章は『春の英語』について述べていきたいと思います。もっとも、幾許かの無理はありますのでその点はご容赦下さい。
中学新1年生はまず英語の基礎を学習します。新2年生は1年生の終盤に学習した過去時制、そして中学新3年生は受動態のあとに現在完了を学習します。これらに共通している点は中3の受動態を除き『時制の学習』である点です。時制は言語学習において・・・
難しい理屈はまずよけておきましょう。時制はどの文章にも存在します。だから時制が理解できないと英語で高得点安定が望めなくなるのです。考えてみれば『不定詞』や『関係代名詞』といった厄介な単元が見事に理解できていても『~ました』の文(過去形)を『~ます』(現在形)としてしまえば○は貰えません。考えてみれば本当につまらないことかもしれませんがそこが分岐点になるのではないでしょうか。
また、中学新2年生・新3年生には不規則動詞という厄介な難関があります。これも一度覚えれば安心、と言うものではなく、定期的に点検し直さなければならず面倒に感じる生徒さんが多いようです。実は私自身もそうでした。でも・・・不規則動詞などのつまらないことで英語が嫌いになって欲しくありません。だからこそ私自身がこだわりを持って取り組んで貰える環境を心掛けています。
さて、本題の現在完了形ですが、この文法は構文を重視して取り組むことが重要なのではないかと思っています。それらが普段の演習に反映されるように意識して使っていくことが大切です。また、定型の表現も多いのでそれらもセットでノート整理が出来るとより一層の学習効果が生まれるのではと思います。
LS WILLでは2018年度から教材を変更し、学習効果をより高められる教材をメイン教材としました。この教材は基本構文を重視して演習を進めていくように作られています。この教材をフルに使って2018年度最初の定期テストで結果を出してくれれば・・・と期待しています。