中学生の数学、4～6月期は計算がメインとなります。中学1年生は正負の数・文字と式、中学2年生は式の計算、中学3年生は式の展開と因数分解・平方根です。いずれの学年も計算なので俗に言う『ケアレスミス』が非常に目立つ時期になります。その単元で点数を稼ぎたい、そんな生徒さんの望みに叶う方法は･･･と考えています。

実はこのケアレスミス、折あるごとに述べているのですが、生徒さんごとに傾向があり、対処方法が全く違うことも散見されます。従って一律にこうしなさい、と指導するわけにはいかないところが難しいところです。見直しも一つの方法ですが、これでも自身のミスを見つけられないことが少なくありません。

ただ、大きく分けてミスをしやすい生徒さん、ミスが少ない生徒さんには共通した特徴があります。これはノートを見れば分かります。どのような経過式を書いてどのように計算を進めているかを見れば大体の判断が付きます。そして『ミスをしがちで･･･』と悩んでいる生徒さんもノートの使い方（経過式の書き方）を改善すればミスは大幅に減ることが実証できてきました。結構画期的なことなのですが･･･

周囲のこともあるのであまり大声で述べるわけにも行かないのですが、中学数学の点数を取れない生徒さんに共通した特徴は『経過式を書かない』『暗算してしまう』傾向が強いことが分かっています。小学生までであれば『暗算が出来る＝計算が速い』、それだけで点数になったのですが、中学生では逆効果となってしまうことは興味深いものです。

また、小学生でも経過式を書かずに暗算で計算してしまう生徒さんは文章題が非常に苦手な傾向が色濃く出ています。『割合』『単位量あたりの大きさ』『平均』『速さ』などで勉強が辛くなった生徒さんはこの点を検証してみることが必要なのではないでしょうか。

『点数を稼げる計算演習』はLS WILLの日常授業で行っています。実は非常に単純なことで特別なことではありません。『計算ミスが多くて･･･』『思った点数が取れなくて･･･』と悩んでいる方はお気軽に教室までお問い合せ下さい。明快に説明いたします。