前章・前々章で平日の過ごし方について述べました。本章は学校や塾がない日(敢えて『休日』とは言いませんが・・・受験生なので・・・)について述べていきたいと思います。
学校が休みだから身体を休めるために昼まで寝ている・・・と言うことのないように過ごしましょう。(もちろん、体調の悪い時には無理をしないことも大切です)実はこの日こそが入試と同様の時間帯で勉強を進めることの出来るチャンスなのです。
学校や塾が休みの日は入試をシミュレーションして『試験当日の起床時刻に起きる』するようにして下さい。朝食を取った後、30分程度の軽い運動をすることが効果的です。これは入試当日の生活を模しています。朝起きて準備をしたら受験校へ行くために歩き、バスや電車に乗ります。これを軽い運動で代用するのです。
それらを経て午前中の勉強に入るのですが、学習する順も考えなくてはなりません。千葉県公立入試では『国語・数学・英語・理科・社会』の順に受検します。それなら終日を自分で組み立てられる日にはそれと同様の並び順で学習することが成果を生むのではないでしょうか。
ここに前々章の話が繋がってきます。入試本番ではどうしても最初の科目(国語)については集中しきれず、特に読解で本文を読み切れないなどの失敗をしてしまいがちです。それに対しての準備で『国語は朝一番の勉強』とすることが効果を生むのです。
学校や塾が休みの日には時間をふんだんに使える分、ダラダラとした勉強になりがちですが、ここでもきちんと時間を切って学習を進めることが大切です。特にお勧めなのは過去問演習ですが、これこそまさに設定した時間を厳守してやることに意味があるのです。
時間設定には個人差があるのでここでは割愛します。受験勉強は『より本番試験に近い環境で勉強する』ことで大きな効果を得られるのです。学校や塾がお休みの日も有効に活用していきましょう。
次章では教室で実際にあった事例について紹介していきます。