このページの一番下左側に『勉強と受験のコンダクター』という言葉が見られます。コンダクターとは『案内人・ガイド・添乗員・(バスや列車などの)車掌・指揮者』などの意味があります。
教室ホームページを作る際、この欄には当初『勉強と受験のコンシェルジュ』という言葉がありました。コンシェルジュとは『ホテルの接客係で客の要望に応じて観光手配や交通案内などを行うもの、アパートなどの管理人』という意味を持っています。
どちらも案内する機能を持っているところは共通しています。しかし内実は違うように思います。コンシェルジュは基本的にホテルから出ずに業務を行います。それに対してコンダクターはツアー客と一緒に目的地まで同行します。その点が大きく違うと思います。
小中学生、そして受験生とそのご家庭は誰でも心細さを持っています。だからこそ教室内で『あっち』『こっち』『あれ』『これ』と指さすだけではなく、その場まで一緒に同行する気持ちが大切だと思います。
これは私自身がツアーコンダクターを行っていた経験から『いくら詳しく道を聞いても異国で知らない街を不安なく歩くことは難しい。ましてや治安が…』というツアー客心理を先輩方から教わり、そして肌身で知っているからこそです。
言い換えれば『いくらマニュアルがあっても受験生活を自力で続けることは難しい。そして無駄があまりに多くなる』という事実を何件となく見て、何人となく接してきたからこそ言えることなのです。
さすがに受験会場に同行したことはありませんが、説明会などに同行することはあります。その上で効率的な受験生生活を送れるようなガイドを心掛けています。
…と生徒さんに話したところ、『え~っ、受験会場に先生がいたらイヤだなぁ』と引かれてしまいました。私もそこまでは…と思っています。そして受験を迎える頃にはきちんと自立して欲しいなと思いました。