2020年の東京オリンピックは21世紀を代表する出来事となることが予想される一大イベントです。同様に人間誰しも生きていく中で大きなライフイベントがあります。
現在の世論では東京オリンピックまでをどうするかについては喧しく(かまびすしく)論議されていますが、その後についてはあまり前向きな話が出てきません。展望がないからです。
小中学生・高校生の皆さんもそのような状態になることがあります。受験という大きなライフイベントを乗り越えた、そのあとは…となってしまうのです。
祭りの後、という表現があります。お祭りまではその準備や実施などに懸命となっていますが、終わってしまうとその虚脱感(きょだつかん)に襲われて何も手に付かない様子を指します。(後の祭り、は別の意味です。念のため)
また、難関校を目指した中学入試などのあとに見られる状態に燃え尽き症候群があります。受験まではやりたいことや好きなことを全て断っていた、だから受験が終わったらしばらくは勉強なんかしたくない、そう言っているうちに…。
小中学生・高校生の皆さん、キミの目指すべきところはここではないことを強く認識して下さい。目指すべき高みから目をそらさず地道に愚直に取り組んで欲しいと思います。その努力に対して将来のキミは間違いなく感謝してくれるはずです。