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109 教室開放 ~来なくちゃいけないわけではないけど~

109 教室開放 ~来なくちゃいけないわけではないけど~

毎回の学校定期テスト前は多くの塾が教室開放を行っています。LS WILLも例外ではありません。

LS WILLの教室開放は1回の試験に対して直前の日曜祝祭日と試験当日の朝勉強の2回実施しています。ただ、出席率が半端じゃない!という感じなのです。

例年の教室開放、毎回頭を悩ませるのは『机や椅子が足りない!』という嬉しい悲鳴です。ほぼ100%、低いときでも8割(これは天候条件もあると思います)は出席してくれます。

この出席率については今回触れませんが、『出席した生徒さんと欠席した生徒さんの試験目標達成率』で見てみると成果はてきめんでした。もっとも欠席する生徒さんそのものが少ないのであまり当てにできるデータではないのが申し訳ないのですが…

当然と思われるかもしれませんが、出席した生徒さんの方が圧倒的に目標をクリアしているケースが多く見られます。その理由を考察してみると…

教室開放を利用して自習する生徒さんは殆どが学校課題を行っています。学校のワーク、課題プリントや予想問題(学習委員が生徒間で作るもの)が目立ちます。

以前はこのことが気になって『塾の宿題はやらなくてもいい?』と聞いたところ『塾の宿題は家でやっているから…』との頼もしい返事が返ってきました。その中で『学校課題が分からない場合、ガンガン質問できるから!』と答えてくれた中3男子がいました。普段から聞いてくれて良いんだけどなぁ…

また、こんな面白いことを言ってくれる生徒さんもいました。『友達だけじゃなく同じ学年の人が頑張っているのを見ると負けられないと思うし、下級生にみっともないところは見られたくないからね。』

この生徒さんの言葉から下級生の視線も頑張ろう・やり抜こうという原動力になっていることを示してくれました。

それに対して自宅でやっている生徒さん、『普段の勉強と同じ環境なので気持ちが乗らない。すぐに遊んじゃう。』と試験後に反省していました。この生徒さんはその次の試験以降は『開室から閉室まで』教室にこもりきりで取り組むようになり、成果も得られるようになりました。

もう一つの理由は集団社会だと思います。自画自賛ですが、テスト前の対策でも大きなポイントとして機能させています。学校の先生が1~2ヶ月掛ける範囲を30分程度に凝縮するのでものすごいスピードになりますが、それだけに試験のポイントに絞った指導になり、結果的に得点に直結するという好循環が生まれています。この講座はテスト対策を1コマでも申し込んだ生徒さんは無料で受講できます。