学校の定期テストは千葉市なら年に4回、6月・9月・11月・2月にあります。その先には10月・3月の通知表があります。こうやって見ると一年中「試験だ」「通知表だ」となってしまいますね。しかし3期制はもう一回通知表が多くなります。場合によっては定期試験ももう一回増えます。だから…やらないといけませんよね。
その上で、なぜLS WILL が定期テストに拘るのかを改めて話題に上げたいと思います。繰り返しになりますが、大切なことなので確認の意味も含めて。
この教室に通っている生徒さんに限らず、殆ど全ての中学生の将来には受験が待っています。その関門に初手の段階から格差がついていたらどう思いますか? 内申点が足りない、と言うことはそう言うことなのです。
高校受験は内申点(通知表の評価)と当日点(試験の点数)が両輪になります。そのうち今から準備しなくてはならないのは内申点です。内申点は中3になってから『中1の時の分も…』とはできないからです。
でも、漫然と「内申を取れ」と言われても具体的にどれくらい取ればいいのでしょうか。例がないと説明が難しいので平成29年度の千葉県立千葉北高等学校の値を例に話を進めましょう。
千葉北高校は偏差値54(偏差値は模試業者によって数値が異なります)、中堅の学校です。それに対して要求する内申点は…オール3の通知表で入れるでしょうか?
9教科×評価3×3年間=81、これが3年間オール3で得られる内申点です。しかし千葉北の要求する内申点(合格者の平均値)は101でした。つまり1年間で34、これは9科目中7科目4・2科目3を意味する数値です。そういった意味では≪76章 5段階評価の『4』≫で述べたことが裏付けられるのではないでしょうか。
『そんなぁ~』という声が聞こえそうですが、これが現実の数値なのです。それなら現状を悔やむよりそれらを受け入れて自分が目指す高校の求める数値を勝ち取ることが大事です。
それなら、評定4を取るには毎回の定期テストでは何点を取ればいいのか、これが皆さんにとって喫緊の問題です。だから…
話は変わりますが、皆さんはテストの目標点をどうやって決めていますか? 恐らく大多数の生徒さんが『前回のテストが70点だったから次は80点を目指そう』とか『前回は5科320点だったから70点平均で5科350点』等と深い根拠もないままに設定しているのでは…。しかし、そういった形で目標設定させているのは学校だけではなく多くの学習塾でも…。
日々の進路指導において定期テストの点数(もっと言うと点数管理)は非常に重要なポイントです。それを『何となく…』で決めるのは…。
LS WILL では試験の目標点を教室側で定めます。それは志望進路の要求する内申点から逆算して算出したものです。だからこそこの試験では目標点を取ってほしい、そのためにはテスト対策をどうしようかと真剣に考えます。それだけに目標点を見事クリアしてくれた時にはこちらも一緒に喜べるのです。
あなたは心から進学したいと思う志望校が要求している内申点が何点かご存知ですか? そしてその内申点を取るために次の定期テストで何点を取らなければならないか知っていますか? その上で『内申点は一年では成らず』ですよ。早いうちから計画的に積み重ねましょう。