このコラムを読んでいる方は塾を探している方や在塾生およびご家族と思っていましたが、当教室を卒業した元生徒さんも読んで下さるとのことですので今回は大学受験の話をしましょう。

大学受験で想起される言葉として『四当五落』『三当四落』があります。この言葉の意味を知っている生徒さんもかなり少なくなったのではないかと思います。これはそもそも私より二～三世代ほど前に出た言葉です。

言葉の意味は『四時間睡眠で頑張った受験生は合格（当選）、五時間寝てしまった受験生は落選（不合格）』が四当五落、それが過熱して三時間睡眠で頑張った生徒しか合格出来ないと表したのが三当四落です。しかし、現代から考えるとナンセンスに感じますよね。

現代では『六当五落』という言葉もあるそうです。つまり睡眠時間が6時間以下だと脳が効率的に機能せず、合格点に及ばなくなると言う意味です。しかしそれを誤った解釈で受けてしまうと大変です。脳は9時間以上の睡眠を取ってしまうと逆に疲労を感じてしまうのです。適正な睡眠時間が大切です。

少し話がそれました。大学進学の話ですね。2017年の進学率データは以下の通りとなっています。
大学進学率（4年制大学のみ）
　男子　55.9％
　女子　49.1％
　合計　52.6％
短期大学を含む大学進学率
　男子　56.8％
　女子　57.7％
　合計　57.3％

毎年堅調に推移する高校進学率（だいたい95％＋α）に対し、大学進学率は景気動向や世情によって変わってきます。最近ですとリーマンショックによる経済の急激な落ち込みや東日本大震災による停滞などが見られます。そうは言っても昭和40年の25.5％からは倍以上の進学率となっているのです。

それでは大学進学を果たした人はどのような方法で大学進学を果たしたのでしょうか。大学入学には高校入試と違って様々な方法で挑戦することが出来ます。
一般入試　公募推薦　指定校推薦　AO入試　センター利用入試…
その中でも一番受験者数が多いセンター入試で話を進めましょう。

センター入試は例年1月第2、若しくは第3の土日2日程で行われます。願書配布は9月上旬、出願は9月下旬から10月初旬です。出願については各種報道や出願書類をよく確認しましょう。

センターについてはまだまだお知らせしたいことがたくさんありますのでこれも章をまたいで次の章で話を続けていきます。