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89 室長の一日 ~情報を追って情報に追われる~

89 室長の一日 ~情報を追って情報に追われる~

学習塾で働くことは少し特殊なことだと思います。その中でも最たるものとして勤務時間が上げられるのではないでしょうか。

LS WILLの教室開室は15時から20時(授業終了は21時30分)です。よく『午前中から開ければ?』とご指摘を頂くことがあります。しかしこれ、なかなか難しいことなのです。

午前中はゆっくりと体を休めて…いるわけではありません。午前中の重要な仕事は対外折衝です。私立中学校や高校などの志望先でコネクション作りと入試情報の入手、教材業者や模試業者との折衝で入試情報の入手や教材の選択などなど…

他にもセミナー参加(業界の内外を問わず)や情報収集のための書店周りなども重要な仕事です。その他に教室を運営するに当たっての事務処理(経理処理や銀行での業務など)も午前中に行います。

このように書くと午前中はほぼ情報収集のために時間を割いていることがご理解頂けるかと思います。それではなぜそこまでして『情報・情報』と言っているのでしょうか。

唯一の観点として受験産業が情報集約を最優先して行わなければならないからです。それは大資本の予備校であっても地場の塾であっても変わらないと思います。だから当教室において情報収集は非常に大切な業務の一つと捉えています。

朝一番で都内の学校で打合せを行い、お昼には近隣高校の先生と昼食を取ってから教室に入る、こんなことは日常茶飯事ですが、これはLS WILLに通う生徒さんにとって有益なこと、必要なことなのです。

今回は私の日記然としてしまいました。機会があれば教室をご理解頂くためにこういったことも記していきたいと思います。