表題の『≠』はノットイコールと読み、等しくない、を意味します。今回は公立中学校に通う高校受験生に焦点を当てて述べていきます。
毎年話題になることなのですが、定期試験が会心の結果でも通知表は思った結果にならないことがあります。これ、悔しいですよね!? 試験を頑張る理由は通知表なのに。。。
周知のとおり、通知表の評価は定期試験だけでは算出されません。観点別評価と言って多面的な評価が求められます。試験が満点でも他がダメなら実力通りの評価はされないのです。
また、入試に使われる内申点は平たく言うと通知表評価のみ。つまり定期試験が出来ていても他がダメなら思う評価は受けられないのです。
ちょっと穿った見方をすると『先生の主観』で判断されてしまう…これって。。。しかし現状を憂うばかりでは解決しません。それならそれに対する対策も必要なのです。
一昔前の塾では『テストの結果は塾の責任・通知表の結果は本人の責任』という風潮が強かったように思います。結果として内申点を読み切れずに入試の結果は厳しいものに…というケースも目立ちました。
入試制度が内申・当日点の両輪になり、一部の私立に至っては一定の内申点で合格、そんなシステムが主流になって以降、高校受験では内申対策が大きな柱になっています。ただ…
公立中学校の評価ではノートやワークの提出物も非常に大きな要素になっています。しかし提出できる人はクラスの半分くらい、残りの人たちは…という学校も多いそうです。
そんな中、当教室で初めての試験対策をする生徒さんは面食らっているようです。試験対策授業の折、私があまりにシツコク学校ワークやノートのチェックを指示するからです。
『塾ってさぁ、学校のノートやワークもチェックするの!?』 これ、当たり前の感想だと思います。しかしクラスの半数がワークやノートを提出していないなら進捗確認しなくては。。。『未提出でも当たり前』は防がなくてはなりません。
最近、教室には『内申点を上げる十の方法』というプリントを掲示しました。これ、実は私が日頃からウルサク言っていることなのですが、文字にして掲示したほうが効果的なようです。
自分でもこのプリントを作っていて『アレッ!?』と思うことがありました。生徒さんもウルサク言われるより文字で示された方が飲み込めることもあるようです。
定期試験で目標点を取ることと内申評価を得ることは両輪です。日々弛まぬ積み上げを心掛けられる環境を作っていかねばと思っています。
来たれ! 新入会生!!