表題の『≠』は『ノットイコール、等しくない』を意味します。
1258章で志望校選択が年々遅くなっていることについて述べました。その上で今年の中学3年生は現在の国会で審議の続く『高校無償化』の影響もあるようです。。。これってどこが問題なのでしょうか…??
中学3年生になったからと皆一律で意識が変わるのでしょうか。私は違うと思います。抽象的な言葉で表すと『中学3年生と受験生は別物』であると思っています。
中学3年生とはまさに中学生活の3年目を迎えた生徒さんです。これは『3年目』という明確な基準があるので『キミは中2だけどもう中3として』とか『キミは3年目だけど中1扱いで…』はない筈です。
一方の受験生という言葉は基準が曖昧です。受験学年になれば全ての生徒さんが受験生…ではないのでは。。。やはり生活の基軸が自分の将来のためにと変わってきて初めて受験生になれると思います。
それらを踏まえ、昨今は受験生になるのが遅くなった・受験体制に入る時期がどんどん後ろに…などの声を聴きます。当事者である中学校の先生方からも同様の声があるのは如何なものかと思いますが。。。
世の中の価値観が変わってきたことは昨今の肌感覚で痛感しています。しかし自分自身の進路について真剣に考え、後悔なく進路を選べる準備をすることは無くしてはいけないのではないでしょうか。
そんなにガツガツやらなくても…定期的にこのような批判が外野から起こります。しかしガツガツやることで5年先・10年先に明るい未来があるならやらない理由はありません。
反対に『今はテキトーにやってそれなりの進路でいいや』としたとき、5年後・10年後に後悔しませんか!? 私はそちらの方が怖いと思います。後悔だけでなく実損も出てしまいます。
来年1~2月に高校受験を迎える諸君に伝えたいこと、今の世の中はその場の耳障りのよさや快適さばかり訴求します。しかしそれでキミの将来が切り開けるか真剣に考えて欲しいと思っています。
そうやって考えれば今キミの目の前にある教科書を読む意識も変わってくるはず。それらがキミの将来を切り開いてくれるからです。そうやって考えれば勉強や試験対策に向き合うキミの姿勢も変わる筈。。。
私が生徒さんに向けて口癖のように伝えている言葉を紹介します。実はこれ、私の恩師が私を指導する時に使った言葉です。
『陸上競技と違って人生にフライングスタートはない。早くスタートできた奴が有利になることは間違いない』
来たれ! 新入会生!!