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973 間違えてもいい場所

973 間違えてもいい場所

人間誰でも恥ずかしい思いはしたくないものです。特に多感な小中学生・高校生は尚更です。しかしそれをせずに成功を掴み取ることはちょっと難しい、この矛盾は厄介です。

また、間違いを認めることは非常に勇気のいることです。自身のやり方を否定しなくてはならないからです。これ、辛いことですよね!? でも受け入れないとなりません。

しかし、小中学生・高校生はたくさん間違えなくてはならない時期でもあるのです。自己流のやり方で間違えて正しいやり方を身に付けるべき時期なのです。ここにも矛盾があります。

 

そういった意味では学校や塾という場所は間違えて良い場所だったはず。しかし学校がその機能を失いつつあるように感じられます。生徒さんからもそんな雰囲気を感じることがあります。

そうなってしまうと変にこじんまりとまとまった生徒さんばかりになってしまいます。『型にはめ込まない教育』が叫ばれて久しいのですが、全く時代に逆行しています。

 

LS WILLの授業では『間違い大歓迎』と公言しています。当たり前のことなのですが、最初にこれを聞く生徒さんは怪訝な顔をしています。まぁ、学校や世間とは全く逆のことを言っているので仕方ないかも…

生徒さんが間違えた問題・解らない問題については意識的にテンション高めの説明をします。『キミ、間違えたね!』と暗い声で説明しても頭に入りません。これは従前より意識しています。

時には少しふざけながら、それでも大切なポイントを繰り返し説明することによって生徒さんに基本が定着していきます。そうなったらもう大丈夫。次に進めていけます。

また、時には逆のこともします。生徒さんが意気揚々とノートチェック・進捗チェックを受けに来ます。そのノートは全問正解。私は敢えて『説明するところないからつまらないというと、生徒さんはしたり顔

そんなことを繰り返しながらやがてそれが教室の雰囲気になり、生徒さんにも染み付いていきます。塾では間違えてもいい、それが身に付けばそこからは順調に伸ばしていけます。

 

まだまだ間違いが怖いキミ、そろそろ乗り越えてみませんか!?
来たれ 春期入会生!!