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972 年度が終わります ~通知表の話~

972 年度が終わります ~通知表の話~

千葉市立小中学校は3月24日(金)で修了式、名目上は3月31日で区切りとなりますが、この日が実質最終日となりますね。皆さんにとってこの一年はどのような一年だったのでしょうか。

新型コロナウィルス蔓延に明け暮れたこの数年がヌルッと終わりを告げようとしています。皆さんにとって新しい年・新学年こそはという思いに溢れているのではないでしょうか。

そんな時に通知表の話なんて…と無粋に感じられる方も多いかと思います。しかしそれは。。。

 

通知表の位置付けについて確認したいと思います。通知表はこれまでの足跡について確認するとともに今後の方向性を考える道しるべでもあるのです。

つまり、今後どのようにすれば皆さんの志す道を歩けるのかを示すものなのです。だからこそネガティヴな気持ちで見てはいけないのでは。。。!?

フラットな目で見れば『ここをこうすればいいのか!』『このやり方は正しかったんだ!』などの気付きが絶対にあります。そこに道が開けるのです。

畑正憲さん(通称『ムツゴロウ』さん)が貰った印象的な通知表には余白がないほどびっしりと助言が書き込まれていたそうです。それはあたかも先生からのラブレターのようだったと懐述しています。

実際にはそれ程情熱的な通知表は難しいのですが通知表には今後の方向性を示すヒントが数多くあることを知らなくてはなりません。そういった目で受け取ってほしいと思います。

 

通知表をただ『上がった』『下がった』だけで見てしまうと何のプラスにもなりません。反対に落ち込む材料を作ってしまうだけかも。。。それってキミのためになりますか!?

そこから何を得て新学年に臨むか、それとも何も得ないまま進むかでは大きな違いになってしまいます。ただやみくもに頑張るより無駄を排除した計画性を持って学習が進められます。

 

多くの塾では希望しない生徒さんを除き、通知表を提出して貰います。当教室も例外ではありません。その時の様子を見ていると非常に興味深いものを感じます。

『センセー、何度言われても上がった・下がったで見ちゃうよ』とのこと。まぁ、仕方がありません。私も学生時代はそうでした。だからこそ別の視点を持てるように話すのが塾の・大人の役目だと思います。

そういえば印象的なことを言って卒業した生徒さんがいました。『センセーの視点って面白いよね。怒られるかなと思ったら褒められるし、褒められると思ったところをスルーされたり…』

『でも、終わったこと(通知表の結果、だと思います)についてはあまり言わなかったよね!』とのこと。『いつも、次はどうすればという話だったような…』とのことでした。

確かにそうですね。私を含めた大人はどうしても結果だけを見てものを言いがちです。しかしそれに生産性はあまりないように思います。それなら。。。

その上で私は生徒さんにこう言います。『自分が精一杯頑張った結果ならもっと胸を張って出しなさい!』と… 生徒さんもそれにはハッとするそうです。

 

通知表の見方をもっと知りたいと思っている小中学生諸君、そしてご家族の方々へ。LS WILLでは学習相談という形でカウンセリングを受け付けています。

ご希望の折にはお気軽にお電話ください。

LS WILLみ春野本校
電話043-286-9045