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926 受験の本質

926 受験の本質

前章で『小学生は冬休みに・・・』という話をしました。本章では中学生に向けて述べようと思ったのですが、急遽の話題を挟み込みます。

先日、受験を終えて1年近く経った高校1年生に話を聞きました。聞いた範囲では受験期間は相当な勉強量、しかし思った成果が得られていませんでした。これは。。。!

小学校中学校の勉強は『やるべき事をきちんとやり切る』ことに尽きます。つまりそれが公立高校受験の本質です。その点を見落としていたのではないでしょうか。

その生徒さんの勉強内容を聞いたところ、難問ばかり時間を掛けて解いたとのこと。これは正しい勉強方法ではありません。小中学校の勉強は受験を含めても半分以上は基本事項の積み重ねが求められます。

更に話を聞いたところ、基礎的な問題で失点したので思った受験にならなかったとのことです。これは悔いの残る受験となってしまいます。

難問1問正解して10点取るのと基本問題5問正解して10点を得るのは同等の価値、これが公立高校受験です。しかしそれに目を向けにくいことも理解できます。小さいことの積み重ねは大変なことです。

得点効率を考えると基本問題を着実に得点できるようにする方が確実です。正答率3割を切るような問題を解けることだけを考えた受験は上手く行きません。

半数以上の受験生が解ける問題を確実に得点する、つまり基本問題を絶対に落とさない姿勢で取り組むことは高い効率が得られます。正答率10%の問題を解くことに躍起になっても勉強効率は絶対に上がりません。

そうなれば優先すべきは基本事項です。ここで絶対に取りこぼさない取組みが必要です。一朝一夕になせるものではありませんが、年末から意識してもある程度の効果は見込めるかも。。。

 

中学3年生は勉強に対して徐々に熱が上がる時期です。そんな時こそ焦らずに自分の弱点、つまり欠落している基本項目を入念に埋めることが大切です。

そして計画的に取り組むこと。これは意外に難しいことです。特に日程が差し迫ってくると気持ちが空回りして・・・と言う声をよく聞きます。そんな時こそ自分の積み重ねてきたものの高さを確認して下さい。

 

 

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