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913 現実の話、です

913 現実の話、です

こてはし台中学校3年生の後期中間試験結果が出揃いました。今年の中学3年生はこれで定期試験対策が終わります。ここからは建前抜きの受験対策、精一杯の取組みをしていきましょう!

ところで。。。

ここから述べるものは例年愚痴のように挙げている話ですが、本心で『大丈夫かな!?』と思います。中学校の進度です。中学校で学ぶべき内容が終わらないことがほぼ確定しています。

例えば数学、中学3年生で学ぶべき範囲を挙げると以下の通りです。
『式の展開と因数分解』『平方根』『二次方程式』『二次関数』『相似な図形』『円の性質(円周角など)』『三平方の定理』『標本調査』
以上8単元があります。

そして今回の第3回定期試験では『二次関数』の途中まで。これ以降は11月以降に実施予定なのですが。。。正直、2月の入試までに終わる気がしないのは私だけではないと思います。

更に述べれば、入試対策は教科書が終わっていれば良いというものではありません。教科書で各論を学び、融合問題対策・過去問対策を行ない、更にはそこで明らかになった弱点を補強して・・・と考えれば。。。

例年、中3生の年明け授業は1コマ50分の授業で20~30ページ、ひどいときには50ページ進むときもあるそうです。これ、授業とは言えません。高校受験が中学校だけで完結しないのはこういった点からも明らかです。

また多くの中学校では旧態依然と『二次方程式』『二次関数』に時間を割いていますが、最近の入試トレンド出題トレンドはこの授業内容では対応が難しいのでは。。。

 

英語も同様です。特に英語は教科書内容が改定となり、文法色が希薄となりました。その分は読解にウェイトが置かれ、文章自体も平易になっているような。。。

その教科書、千葉市採択の教科書は開隆堂のSunshineですが、これは7章+3つの読み物が掲載されています。今回の試験範囲は4章の途中まででした。ウ~ン。。。

 

これ以上述べますと学校攻撃になってしまいますので、ここから先はエピソードを。私がみ春野に赴任した初年度、12月頃でした。中学3年生の学校進度を聞いて驚きました。

特に社会は公民の教科書が1/3ほどしか終わっておらず、絶望的な進度でした。幸い私の専攻と重なったので中3生には毎週1コマを取り増しして貰い、集団形式で入試に直結した対策を実施しました。

ある授業後、私がげっそりしているところに生徒さんから『学校でもこれくらい進められたら。。。』との声があったので私は『学校の先生に頼んでごらん』と促したところ、驚くべき返事が。。。

『学校の先生は中学校の授業は高校受験のためじゃないって言うんだ』とのこと。確かにそれは建前として正論ですが、目の前の生徒さん全てが高校受験をするのにそんな言葉を。。。私には言えませんが・・・

言われてみれば私自身も高校受験、大学受験で学校の授業を当てにしたのは。。。高校3年の日本史ぐらいしか思い当たりません。その先生は長期休みにも無償で補習をやってくれたな。。。

結局のところ、学校の先生方は(要らぬ)プライドが邪魔をして受験のための授業は出来ないのではないか、そう思い至りました。それって・・・どうなのでしょう!?

 

私はご縁のあった生徒さんが丸腰のまま試験会場に行くことには我慢できません。試験問題を前に呆然とする生徒さんを想像したくありません。だからこそ厳しくとも今できることを可能な限りやりたい・やらせたいと思っています。

中3受験生も試験対策を終えて本来の進度に戻りました。ここから着実に、そして早々に教科書内容を終わらせ、万全の入試対策を組んでいきたいと思います。

 

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