column_archive_header_s
899 そのままでいい!? ~学習計画の見直しと基礎の確認~

899 そのままでいい!? ~学習計画の見直しと基礎の確認~

教室で生徒さんの学習進度を見ていると本当に様々です。ガンガン進められる生徒さんと慎重に時間を掛ける生徒さん、一言二言の助言だけで理解を進める生徒さんと裏側まで知りたがる生徒さんなど。。。

皆それぞれに進度が異なります。当たり前のことですが。。。それでは学習計画はどうなっているのでしょうか。恐らくひな形に沿ってある程度定型化されたものを自分のスタイルに合わせて作り直しているのだと思います。

進度が計画から乖離(かいり:かけ離れること)していくと日々の学習効果が薄れていきます。進みすぎると故意にスピードを鈍らせ、ダラダラと学習する習慣が付いてしまいます。遅れすぎると理解に必要な演習を省かざるを得ず、また無理をする(深夜まで勉強する。。。など)ようになります。

それらを避けるためにも一定期間で学習計画の組み直しが必要になります。進度だけではなく、自分の弱点補強にも必要なことです。特に基礎項目の見落としが見つかった場合はできる限り早々に対応することが良い結果を生むのではないでしょうか。

特に学習計画を作り慣れていない段階では基礎力充実に割く時間を軽視しがちです。小中学生の学習、特に計画的な学習を開始する段階では少なく見積もっても3割程度の時間を基礎に割きたいものです。

具体的に『漢字』『計算』『単語』『言語事項』『一問一答(理科社会)』については反射で答を出せるのが理想です。そこで時間がかかってしまえば他の学習(深く進める学習)にも悪影響が出ます。

また、基礎力がしっかりと付けられていれば多少の遅れが出たとしても必ず挽回出来るようになります。それほど重要な要素になるのです。

 

学習塾での学習計画も同様です。ある程度の基準を作ってそこから足し引きして作ります。学習塾での進度計画は学校進度に沿わせることが基本となるのであまり突飛なものを作ることはできません。

また、それぞれの志望進路が異なるため、志望進路に合わせた完成を目指さなくてはなりません。そう考えると学習計画の見直しは非常に重要なことなのです。

 

基礎の充実は塾や小中学校の学習ばかりではありません。ノーベル賞受賞者のインタビューで『今後日本がノーベル賞をコンスタントに受賞するために必要なことは?』と聞かれた学者先生は『基礎研究の充実!』と語られていました。

また、昭和の剣聖と謳われた持田盛二範士十段は『私は剣道の基礎を覚えるのに50年かかった』『そこからが本当の修行だった』と述べています。この言葉にも基本の大切さが語られています。

これらを鑑みても学習計画の見直し省いてはならないものです。自分では完成していると思っていても見落としも出ます。きちんと確認して前に進むことが大切なポイントとなるのです。