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886 難しいなぁ。。。 ~生徒さんとの線引き~

886 難しいなぁ。。。 ~生徒さんとの線引き~

今回は少し視点を変えた話です。私の愚痴も所々にありますが。。。💦

 

学習塾を運営している人、と聞くと『さぞかし勉強が出来たはず』と思われがちです。しかし内実はそのような人ばかりではないのです。私もこの仕事に就いたのは勉強ができたという理由ではありません。

私がこの職に就いた理由は『人と関わることが好き』という理由です。前職であった旅行会社も同様の理由でした。これはちょっと説明が必要ですね。

 

旅行会社なら。。。海外旅行は多くの方にとって一生の思い出です。それをきちんと良い思い出として貰うためにはそれ相応のことが求められます。計画から始まって最終的には添乗、旅費精算まで大変な手間がかかります。

それらを可能な限り希望に添った形にしていくことで旅行者(お客様、ですね)と深く関わっていけます。事実、添乗したツアーメンバーの中には未だに交流して下さる方もいらっしゃいます。

 

そして学習塾業務。この仕事は人と関わるという面では旅行会社の比ではありません。生徒さんやご家庭のこれからを大きく左右しかねない仕事と心得ています。それだけに深く関わっていかなくてはなりません。

お預かりする授業時間だけではなく、常に生徒さんの望む将来像に近づけているのかをイメージしています。綺麗事・・・と思われがちですが、そうしなければ私の能力では対処出来ないと思っています。

それが生徒さんや親御さんに通じると物事は円滑に進み出します。しかし全てが・・・とは言えないのが難しいところ。これが表題です。

 

一部の生徒さんは上記の信頼関係を築けた途端、一時的に成績が停滞することがあります。これ、原因は分かっています。甘えです。ちょっと難しい問題、面倒な問題などを投げ出して解説を求め、宿題を減らすよう要求されます。

まぁ、ほんの一時的なものなので問題視する必要もないことです。でも中にはその一時の停滞さえ待てないご家庭もあります。そんな時は必ず協議しますのでご安心下さい。

いわば成長痛のような症状です。しかしこれをもったいないと一番感じているのは・・・実はです。この壁をいかに早く突き抜けられるよう導けるか日頃から考えています。

 

しかし、生徒さんが甘えられる環境は目指すところです。苦しいとき、大変なときは必ずあります。そんな時に逃げ込める場所がご家庭以外にもう一か所、あっても良いのではないでしょうか。