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821 解らない問題・間違えた問題 ~定期テスト対策のコツ~

821 解らない問題・間違えた問題 ~定期テスト対策のコツ~

学校や多くの学習塾ではテキストに答を書き込むことが多いようです。学校のワークも殆どの先生は『ワーク提出』としています。それはテキストに書き込む前提の裏付けとなります。

一方、LS WILLはノート演習を基本としてテキストに解答などを書き込まぬように指導しています。それは解き直しが出来なくなることを防ぐためです。

定期テストで範囲が限られているため、同じ問題を繰り返し解くことが大切になります。そして解ける問題や分かる問題は同様に繰り返す必要はありません。

何度も繰り返すべきものは表題の『解らない問題・間違えた問題』です。これをきちんと解き直せれば殆どの場合、完成させられます。それをテキストに書き込んでしまうと。。。

生徒さんの提出前ワークをチェックすると、解らなかった問題には赤ペンで正解を丸写ししただけで済ませているケースが非常に目立ちます。これでは解決になりません。

試験前の教室開放ではこれらの解説することも大事なルーティンです。学校のワークを塾で解説することに抵抗がある生徒さんもいますが、それこそが試験対策だと思っています。

 

LS WILLではテキストに解答などを書き込まぬよう指導しています。ではテキストに書き込むのはそれこそ氏名だけ・・・?

それは違います。テキストには解説箇所があって問題がある場合が殆どです。その解説箇所、大切だと思うポイントにはきちんとマーカーを引かせます。これは二度三度解き直し・見直すときに時間のロスを抑制するためです。

もう一つ、これは非常に大切なことです。『誤答チェック』として間違えた問題・解らなかった問題に赤ペンでチェックを入れます。これをきちんとやっていれば解き直し演習の時に大幅な時間短縮が見込めるからです。

 

同じテキストを使っても使い方次第で大きな差が生まれます。学習塾によっては何冊もテキストをやらせる(つまり『買わせる』ことですね)こそがステイタスと公言する先生もいらっしゃいます。

しかし、それは間違いです。1冊のテキストを完璧に使いこなす、そして定期試験ではそれを実践することこそが成果に繋がるのです。