column_archive_header_s
755 計算の工夫 ~中学受験準備編~

755 計算の工夫 ~中学受験準備編~

小学生の計算、大変ですよね。特にご家庭で勉強を見ていらっしゃる親御さんから『どうやって教えたら良いか。。。』といった類いのお声を頂くことが時折あります。

たかが計算、と軽視してはいけません。特に中学受験を検討されている場合は尚更です。計算は試験対策の第一歩ですが、中学受験の計算問題は必要以上に面倒な計算が多いのが現実です。

計算項目が多いもの(ひどいところでは6個も7個も、というところがあります)や分数小数が入り混じっているもの、必要以上に桁数が多いものなど様々です。

これらはもしかすると高校受験以上に面倒な計算かも知れません。それらを愚直に計算できる根気も大切ですが、それ以上に計算のコツや方法を学んでおかなくてはならないと思います。

 

典型的な計算に以下のようなものがあります。
1.25×12×8

これを愚直に『まず1.25と12をかけて・・・』と筆算計算する方法もあります。決して間違いではありません。しかし、時間的なことも考えなくてはならない時は。。。

順番を入れ替えて1.25と8を先にかけると10』『10と12をかける』とすれば暗算で『120』という答えが出てきます。これ、実は小学校の学習内容にも入っているのですが、軽視されているようです。残念です。

同様に以下の計算を考えてみましょう。
12×25

これも大多数の小学生が筆算で計算します。しかしやり方を理解すれば暗算でも可能な計算となるのです。

12を3×4に分解し、3×4×25とする』『4×25を先に計算し100』『さらに3×100を計算する』で『300』という解が導き出されます。暗算でOKですよね!?

 

これらを発展させれば無限に計算バリエーションは作れます。必要以上に時間のかかる筆算をする必要もなくなります。そうなるととてつもなく大きな関門である計算キミの武器となるのです。

受験算数において計算の精度・速度算数の力に直結すると言っても過言ではありません。しかし愚直に量重視の演習をこなしてその力を付けるには限界があります。それなら必要に応じた『受験算数のテクニック』も必要になります。

 

我々学習塾関係者でさえ『面倒な計算だな・・・』と思うような計算も決して珍しくはない中学受験の計算、しかしこれにも出題の意図があります。ただ単純に面倒なだけではなく、ポイントをきちんと押さえた手法で解けばさほど厄介なものではありません。

 

小学校では上述の通り筆算を重視した計算をするよう指導されます。しかしそれでは受験算数には太刀打ちできないのが現状です。それなら方法論として受験算数用の解法を習得することが必要なのでは!?

LS WILLでは計算は苦手だけど中学受験をしたい』という生徒さんの指導も随時受け付けています。お気軽にお問合せ下さい。