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738 どっちが大事!?

738 どっちが大事!?

学習塾というところは『難問奇問に小難しい屁理屈を付けて解かせるところ』と言われているかも。現にテレビ番組でも『○大王』や『○○○より賢いの?』のように敢えて重箱の隅を突くような知識系の問題が花盛り。。。

確かに一時期の中学入試一部の大学入試では難問奇問を見ることがあります。しかし学習塾の本筋はそのような問題への対処ではありません。その理由を述べていきましょう。

 

まず、難問奇問に対する対処ばかりに比重がかかると本来やるべき本筋の演習が疎かになります。まず本流の問題演習が出来るようになることが先決です。

次に挙げるのは入試に向けてです。入試において重要なことは合格点を取ることであり、満点を取ることではありません。そう考えると1割の受験生が解けるかどうかという問題はあまり重要ではありません。

反対に大切なものは半数の人が正解を取れる問題を正解にすること。因みに、千葉県高校入試において例年の流れなら正答率50%以上の問題を全て正答すれば偏差値換算で55程度になります。

つまり、正答率5割の問題だけきっちりと解けるように用意しておけば中堅校・中堅上位校までは十分に狙えるのです。

そう考えると難問奇問は解けたことによる満足感以外、入試にはあまり足しにはならないのです。

 

まぁ、ネタとしていくつかの難問奇問を用意したり興味を引くための難問奇問・・・ということは効果があるとは思いますが、それに固執する必要はないと思います。

それより大切なことは誰もが当たり前に思って解いている漢字・計算・単語・理科社会の一問一答に取りこぼしを起こさぬような取組みの方が大切です。

『そんなのは当たり前』と思っている人は多いと思います。しかしきちんと出来ている人は・・・?
LS WILLはそれをきちんと出来るようにすることが学習塾の最初の役割だと思います。