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734 ライバルはいつだって

734 ライバルはいつだって

個別指導塾でも集団指導の塾でも、いやいや、学校だって社会に出ても他者と較べられるのはいつの世も変わりません。表面上は変わってきたとしても。

先日、卒業生から連絡がありました。『学校の先生は他者と較べるのではなく自分自身の尺度で自分の頑張りを評価しろって言われたんだけど。。。』何か煮え切らない様子でした。

つまり、表面的には他者と較べるなと言いつつも話の内容はそうなっていなかった、だから進路を決めるにも何かわだかまりが残っている、そんな胸中を吐露してくれました。

 

理解しない訳ではありません。しかし現代社会は競争社会でもあります。それを無視して他者と較べるなとだけ力説するのはいかがかと思います。

他方で何を基準に価値を決めるかという観点もあるのではないでしょうか。一番の基準は自分自身です。自分自身に負けず前に進む姿はいつの時代でも尊いのだと思います。

 

ではどちらに比重を置くべきでしょうか。私はまず自分自身を基準に考えてほしいと思います。今日の自分は昨日の自分を常に上回れるような日々を過ごしたい、これは自分自身への要求でもあります。

他者との比較では環境によって大きく変化せざるを得ません。優れた環境であれば切磋琢磨も生まれますが、必ずしもそうなるとは限りません。自身の行く末を環境だけに丸投げするのも気が引けます。

 

こてはし台中学校の1・2年生後期中間試験が終わりました。試験結果の集計も終わり、次は学年末試験へ向けての取り組みが始まりました。

LS WILLでは毎定期試験ごとに『400点越え賞』『450点越え賞』『自己最高点更新賞』などを表彰項目にしています。その中でも全ての生徒さんに挑戦してほしい項目は言うまでもなく『自己最高点更新賞』です。

ライバルはまず昨日までの自分です。それが克服できた上で次のライバルを探しませんか?