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688 就学支援金

688 就学支援金

高校受験の進路選択において皆さんが一番最初に検討することは『公立か、私立か』ではないでしょうか。一番行きたいところに、将来目指す姿になれるところに、として選ぶより現実的です。

一番行きたいところは私立高校なんだけど、親が公立に行けって・・・という相談を受けることも私の立場上、稀なことではありません。そんなときは安易に『こんな支援制度があるよ』と伝えるのではなく、今一度なぜその私立高校なのか、お互いに実態を良く確認することが大切だと思います。

確かに2021年時点で公立私立の学校充実度や面倒見の良さを較べると私立の方が勝っていると思います。しかし、公立にはそこでしかない魅力があることも事実です。

その上でどうしても・・・となったとき、最後に出てくるのがお金の話です。確かに私立高校は学費や入学金、修学旅行積み立てなど高額の支払いが必要です。

そこで求められるのが保護者様の負担軽減策。千葉県ではいくつかの軽減策を併せて利用することが出来ます。
就学支援金制度(国の制度)
奨学のための給付金(千葉県の制度)
授業料減免制度(千葉県の制度)
入学金軽減制度(千葉県の制度)

これらは目安年収や控除税額によって非常にデリケートなものを含んでいるため、詳細は記しませんご不明点は教室までお問合せ下さい。資料をお渡しします。

 

法律として高校無償化は平成22年度に策定され、27年・30年に改定を経て現在に至っています。でも・・・まだまだ細かいところまで手が届いていないように思います。

私立高校の事務を担当されている方に話を伺うと、一年のうち3~4ヶ月はこの事務処理に忙殺されているとのこと。もう少し工夫が必要なのかと思います。

また、一般家庭に理解して貰おうとするにも大変なことです。それならもう少しシンプルな方法に変えることも検討する時期なのではないでしょうか。

 

その上で受験生にはお金に拘らない進路選択が出来る世の中になれば・・・と切望しています。