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667 受験の本質 学習塾の本質

667 受験の本質 学習塾の本質

定期試験が終わり、その集計も終わると生徒さんにとってほんのつかの間の息抜き。そしてそれは我々学習塾運営者にも言えるのかも。。。

とは言ってもこの時期は目の前に夏期講習を控え、事務量も教務的準備も膨大となります。ノンビリと…とは行かないのが辛いところです。

しかし、目の前の業務の忙殺されてしまうと本質的なことを見失いがちです。常に立ち止まって周囲を確認すること、そして目標に最短ルートを取っているかの確認は大切だと思うのです。

この時期はどうしても受験生の目指す先がこれで本当に良いのかを考えます。これはいくら考えすぎても足りないものだと思います。それだけにじっくりと考えていかなくてはなりません。

ただ単純に『偏差値や得点力、内申点が丁度良いから』という志望設定は当教室ではしていません。その生徒さんが目指す未来に一番近道な学校は…を一番重視した進路指導を心掛けています。

 

私は受験の本質とは『自分の目指す将来を叶えるための取組み』だと思います。人間誰もが楽をしたい、辛い思いは嫌だ…と考えるでしょう。しかしその先に自分の目指すものがあるなら困難を乗り越えようと努力するのではないでしょうか。

そして学習塾の本質とはその思いを支えることが一番の基軸だと思うのです。それに付随して学習指導や成績管理を行なっているのだと思います。

現状では『自分の目指す将来像』が見えていない小中学生が少し多すぎます。世の中が・・・と言ってしまえばそれまでですが、少し危機感が弱すぎるように思います。

現在の公教育では個性の重視が過大に重視され、当たり前に頑張ることを推奨できない状態です。それならそんな役割も市井の塾が担うべきなのかと思っています。