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625 テレビの見方 ~ドラゴン桜編~

625 テレビの見方 ~ドラゴン桜編~

世の中たくさんのテレビ番組があります。私は夜ドラマはもう何年も見られない生活が続いていますがそれでも・・・というものがあります。今春も『見てみたいな・・・』と思うものが一つあります。それが表題です。

このドラマは大学受験を題材に扱っています。全てを取り入れた受験体制を・・・として良いかは議論の余地がありますが、参考にすべき要素はたくさんあるのではないかと思います。

私はこのドラマ(旧作)を見て想起した言葉があります。それは『敵を知り己を知れば百戦して危うからず』という孫子の言葉です。

このドラマの軸は志望校の出題傾向徹底分析(敵を知る)心理学・統計学を駆使した効率的学習方法(己を知る)です。もちろん、その中に人間ドラマは入ってきますが、今回それについては割愛します。

まず『敵を知る』ことから。

意外にも出題傾向を分析せずに勉強に取り組む中高生が多いことに驚かされます。『今取り組んでいる勉強は何のためか』を確認すべきです。学校の定期テストで良い点を取りたいならどんな問題が出るのかを類推することは絶対に必要なことです。

そして『己を知る』こと。

また、効率の上がらない勉強方法に固執している中高生も驚くほど多いのは現実です。『頑張ったのにこの結果・・・』と思っている中高生や保護者様にもお考え頂くべきなのではないかと思います。

出題傾向を知ること、自己分析をして効率の良い勉強をすることによって良い結果を生み出せることは広く知られています。しかしそれらを実践出来ているかどうかは別問題、これが現代受験界の現実なのです。

反対に『この位の分析、自分で出来るよ!と思っているキミ、このケースも少なくありません。しかし、これが正しいのか間違っているのかをどうやって検証しますか? その上で間違えない自信はありますか? もちろん、間違えたら大変なことになります。

ドラマを見て、自分の取組みに自信がなくなったらいつでも相談して下さい。教室では『キミの実力=得点』とするための引出しを披露します。

 

通例ではこういった形で小欄にドラマ名等を出すことは控えているのですが、この作品制作陣に元生徒や大学の後輩が関わっているので名前を出して論述しました。ガンバレ! Hくん! Sくん!