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618 卒業生の言葉

618 卒業生の言葉

前章でも話題としましたが、2021年度は4月7日が入学式のピークでした。当教室の卒業生からも入学の報告を数件貰いました。節目ごとに連絡を貰えるのはくすぐったいような気持ちです。

当教室に入会当初のことを思い出しながら話を聞くと、彼ら彼女らの逞しく成長した姿に感無量です。特に今年は困難が重なった年でもありました。それを見事に乗り越えた姿は立派ではない筈がないのです。

2月末に教室を巣立ってからたった1ヶ月ですが、それまでの時間が受験という濃密なものだっただけに懐かしさを感じたのは私だけだったのではないと感じました。

 

卒業生から入学式の様子を聞くと例年の式典とは違ったものだったようです。しかしそれ以上に彼らを驚かせたのは『入学式当日に大学入試の訓示があったこと』だったそうです。

それって私からもしつこく言ってきたことなんだけどなぁ・・・ そんな思いを感じつつもこれがゴールではないことを実感したのではないでしょうか。高校受験はあくまで通過点なのです。

 

もう一つ、異口同音に上がった話が『入塾のタイミング』でした。『あと一年早く入っていたら』『中学入学時に入っていたら・・・

これも小欄でも繰り返し述べていることですが、卒業生の口からこの言葉が発せられると重みが違います。

そんな彼ら彼女らに私からは『次の受験(大学・専門学校・就職)の時には同じ失敗を繰り返さない。それが出来ればこの反省は活きるよ!』と背中を押してあげること、それが最後に出来ることだと思います。

 

高校生生活という新しい道に踏み出した卒業生諸君、喜びより不安の多い日々かも知れません。しかしこれまでの必死な取組みで身につけた頑張る姿勢を財産にこれからの難関に挑んで欲しいと思います。

ガンバレ! 新高校1年生!