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551 基本に忠実に!

551 基本に忠実に!

受験生でも非受験生でも授業を進めて行く中で焦ってしまう生徒さんが一定数います。つまらない九九の間違い、約分の見落とし、単語や漢字の書き違い、冠詞の見落としなど冷静になればあり得ない間違いを犯してしまうことがあります。

これらの原因は何でしょうか? 見直しをしていない? 確かに見直しで防げることです。しかし焦ってしまえば見直しをせずに、見直しで見つけられずに次に進んでしまうことも頷けます。それならどうすれば・・・?

つまらない間違いの原因として必要な手順を省いてしまうことが挙げられます。算数や数学ならきちんとした経過式を書かずに解き進めてしまうことでうっかりミスが発生します。これを防止するには正しい手順で解くことです。

 

先日も中学3年生がもの凄い勢いで解き進めていました。そんな時『√18=3√3』とやってしまいました。正しくは『3√2』ですね。これは素因数分解を省いてしまったがために起きてしまったことです。

受験を迎える前までには『√18=3√2』と瞬時に出来るようなトレーニングを重ねていきますが、現時点ではきちんと素因数分解して求値することが基本に忠実な解き方です。これをキッチリ身につけられるようにね! もちろん、もの凄い勢いで解き進める』ことは大切なこと、しかし正しく解くこと』を優先させたいものです。

 

国語についても基本に忠実な演習は大切なことです。特に読解は解法の種類が限られています。それだけに基本から外れた解き方では正解はおろか、ニアピンでさえも取れなくなります。

国語の解法についてはかなりの説明が必要です。しかしこれをきちんと習得して一定量の演習を積めば『受験国語ってこうやってやれば良いのか!』がガッチリ掴めるはずです。

 

焦ったときほど基本を思い出す、これが徹底できれば良いなぁと思っています。